『アメーバ経営』 稲盛和夫

 怪しい題名の京セラ創業者稲盛和夫さんの著書。

4532312957アメーバ経営―ひとりひとりの社員が主役
稲盛 和夫
日本経済新聞社 2006-09


 アメーバ経営は京セラが独自に展開している経営手法。社内のグループを独立採算できる範囲に切り分けてそれぞれに経営を意識した運営をさせていくもの。

 本書の副題になっている「ひとりひとりの社員が主役」というのはお飾りではなくほんとうらしい。一読して京セラの凄さを感じる。本は前半がそのエッセンスで、後半が実際に適用しようとする人用の説明。繰り返しもたくさんあったが随分詳しく書いてあった。自分は前半で十分だった。勤め先ではこんな形態は発生し得ないけど、自分のためにもちょっと裏アメーバ的にいろいろとアメーバの長になった気でやってみようかと思った。それがこの本を読んでよかった最大のポイント。

 あとは京セラって真面目なんですという稲盛さんの主張(京セラフィロソフィ)が何度も出てくるので、なんとなくそういう実直な人に思えてくる。真面目じゃないから連呼してるってこともあるか(笑)。実際はどうだかしらないが、京都にサッカー専用スタジアムを私費を投じても作ろうとしているという話(本書には書かれていない)を聞いただけで僕は素晴らしい人だと思うけど。いや、正確にはうらやましいということかな。ちなみに京都サンガの話は一切出てこないが、第5章のトビラに京都サンガのベンチコートを着て歩いている稲盛さんの写真がでっかく挿入されている。(唯一サッカー関連はこれだけ)

 Amazonレビューが賛否両論(否が強烈)なのが興味深い。こういう本もあるらしい『京セラ・悪の経営術』。僕には京セラに知り合いもいないので実態は分かりません。
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by vamos_tokyo11 | 2009-01-17 01:20 |


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