『怖い絵2』 中野京子

 『怖い絵』の第2弾。

4255004277怖い絵2
中野京子  朝日出版社 2008-04-05


 相変わらず面白い!絵の見かた・楽しみ方について教えてくれる稀有な本。前作についてのときも書いたがこういう解説本がもっと増えればいいのにと思う。著者は一時期日経最終面の右上に連載もしていた(確か10回連載くらいだったと思う)。そのときも怖い絵シリーズだったような記憶があるが、本では新聞記事よりも紙幅があるだけに、想像力と修飾力で時代背景や画家の人生、モデルの人生などから多面的に絵を紹介している。

 とにかく面白かった。

 マドリッドに行ったときプラド美術館で見た「ラスメニーニャス」をこういう風に鑑賞できてたら、さぞかし感慨深かっただろうな、もっと絵が記憶に残っただろうなと思わずにいられない。あまり絵について知らない自分でも楽しめるし、ピカソの「泣く女」のように自分でも知っているような著名な絵も出てくる。これがなんで怖いのかというところは著者の想像力に負うところが大きいような気がするが、絵に対するさまざまな見方を提供されるだけでも楽しい。

 怖くない絵に対する見かた、ウンチクなども盛り込んだような本があれば読んでみたい。
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by vamos_tokyo11 | 2009-04-18 00:39 |


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