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第34節 新潟×FC東京 いまさらですが。。。

 さてはて、やっとこさ振り返り。これで年が越せる(笑)
 例によってスカパーe2にて観戦。

12月5日(土) 2009 J1リーグ戦 第34節
新潟 1 - 1 FC東京 (15:33/東北電ス/33,984人)
得点者:12' 中村北斗(FC東京)、89' 松尾直人(新潟)


 J2の最終節が終わって1時間後のキックオフだった、たしか。J1も一斉キックオフだが、時折浦和と鹿島の試合を画面分割で表示して見るものの(スカパーの中継では他会場の途中経過を出さないので)、東京の試合しか見てなかった。

 今となっては覚えていることが、前半は東京が押し気味で新潟にほとんどチャンスを作らせていなかった、そして中村北斗のゴールシーン。後半は必死の新潟が盛り返してきて、ただ東京も互角に戦っていたのだが、浅利が交代で入るか!という間際に嫌な雰囲気のCKからワンチャンスを決められて追いつかれてしまった。こんな感じ。




 北斗のゴールはつなぐサッカーからではなく、ロングボールに対する平山の見事なポストプレーから生まれた。そして北斗は右サイドから平山を中心に弧を描くような動きでゴール正面へ回り込み、ハーフボレーを倒れながら叩きこんだ。ポストに当たって入ったので、まさに叩きこんだ、という感じだった。今野の平山へのロングフィード、平山のポストプレー、北斗の動きの質とキックの巧みさ、どれが欠けても得点にならなかったと思う。

 前半はほんとに押し気味で、これなら何点か入りそうだと思いつつも、例によってこのまま入らないといやな感じがするな、というものだった。味スタ最終で出場させられなかった浅利をなんとかピッチに立たせてあげたいという選手の気持ちを(僕の勝手な解釈で)感じた。

 が、新潟も鈴木監督(我が家では「なんでんかんでん」と呼ばれている(社長に似てるので))が今季限りであることが決まっており、またホーム最終戦でもあるので必死であることは変わりなかった。後半にはまさにそれが現れてきていた。もはやディテールはちっとも思い出せないが、いい試合になっていたことは記憶している。

 浅利が交代で用意している中で90分が過ぎようかというところで同点に追いつかれた。そしてゲームはこのまま試合終了。印象に残っているのが試合後に浅利が審判団と握手しているシーン。これまでのいろいろなことへの感謝を込めて握手しているように見えた。握手の相手がたまたま審判団だった、というように見えた。とにかく体全体から感謝の念が出ていたように見えた。勝てなくて、浅利と藤山の最後の試合で勝てなくて残念で仕方がなかったのだが(権田も泣いていたし)、この浅利の姿を見て、とにかく負けなくてよかったな、彼が試合に出られてよかったな、と思った。出場時間は短かったが、勝負の世界でこのように試合に出してくれた城福監督の心意気は嬉しかった。

 天皇杯がなく、あっさりとシーズンが終了したが、リーグ戦が終わったらそこでシーズンが終了するってのは非常にわかりやすくて、気持ちがオフに入りやすくていいな、と個人的には思った。別に負け惜しみではなくて。いちファンがこの感覚であるということを考えると、サッカー選手はもっとそうなんだろうと思うわけで、天皇杯の在り方はやっぱり微妙だ。近年はナビスコカップの方が盛り上がって見えるのは僕だけだろうか。
by vamos_tokyo11 | 2009-12-26 02:35 | FC東京


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