『誰のためのデザイン』 ドナルド・A. ノーマン

 古典。読まなきゃ読まなきゃと思っていた本をやっと読んだ。

478850362X誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論 (新曜社認知科学選書)
ドナルド・A. ノーマン (訳)野島 久雄
新曜社 1990-02



 日本での出版が1990年という古い本だが、まったく古さが関係ない本だった。いろいろと示唆に富んだことが多く、仕事の参考になった。というかもっともっと考えて仕事しないと良いものはできないぞと。

 一番頭に残っていて、かつ難しいと思ったのがフィードバック。ある操作をしたらユーザに対してどのようなフィードバックを行うかという問題。システムが自動で処理する世界ではその処理に乗っかれずに弾きだすことがあるのだが、それをどこまでどうやってフィードバックするかという問題。ユーザに見せる領域は限られているし、すべてを見せていると煩雑でわかりにくい。しかし適切なフィードバックがないとユーザからはブラックボックスになっていて非常にわかりにくいシステムになる。そして、それは開発者側からもわかりにくくなる。そういうわけでこれからもよく考えなければいけないが、適切なフィードバックは難しい問題だ。





 メモ

p308
 ユーザ中心のデザイン

 ・いついかなるときにも、その時点でどんな行為をすることができるのかを簡単にわかるようにしておくこと。(制約を利用する)
 ・対象を目に見えるようにすること。システムの概念モデルや、他にはどんな行為を行うことができるか、そして、行為の結果なども目に見えるようにすること。
 ・システムの現在の状態を評価しやすくしておくこと。
 ・意図とその実現に必要な行為の対応関係、行為とその結果起こることとの対応関係、目に見える情報とシステムの状態の解釈の対応関係などにおいて、自然な対応づけを尊重し、それに従うこと


p309
 デザインの原則

1 外界にある知識と頭の中にある知識の両者を利用する
2 作業の構造を単純化する
3 対象を目に見えるようにして、実行のへだたりと評価のへだたりに橋をかける
4 対応づけを正しくする
5 自然の制約や人工的な制約などの制約の力を活用する
6 エラーに備えたデザインをする
7 以上のすべてがうまくいかないときには標準化する
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by vamos_tokyo11 | 2010-09-23 21:39 |


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