『戦略は直観に従う』 ウィリアム・ダカン

 まぁまぁ。

4492532757戦略は直観に従う ―イノベーションの偉人に学ぶ発想の法則
ウィリアム ダガン William Duggan
東洋経済新報社 2010-09-29



 某所で勧められて読んだ本。この某所で勧められる本は微妙なものが多く、今回のも70点くらいかな、という感じ。本の紹介では面白そうなのだが、本の書き方が悪いのか訳が悪いのかわからないが、なんか読みにくかった。本って、結構ページ数を稼ぐために回りくどい書き方をしたり、同じ内容を言い換えてたり、修飾が過剰だったりすることが多いのだが、この本はなんか贅肉が多くて読みづらい本だった。勧められた本が自分に合わないことが多いので次回以降気をつけよう。

 本の中身だが、その前にまず「直観」とは何か。wikipediaによれば「直観(ちょっかん)とは、知識の持ち主が熟知している知の領域で持つ、推論など論理操作を差し挾まない直接的かつ即時的な認識の形式」とある。自分が熟知している知の領域で、というところがポイントなのだが、この本の中では「専門的直観」というものと「戦略的直観」を全く別物と定義している。

 人類史上に残る偉業や功績が実は直観によるスタートから始まっている、ということをナポレオンからビル・ゲイツやグーグルまでいくつかの例をあげて説明している。たしかに成功例を元に説明しているので説得力はあるのだが、思い込みと紙一重だなと思わずにいられない。成功者の影には、こういうひらめきに基づいて「バカ」になって散っていった人々が無数にいるに違いないわけで、この戦略が果たして万人に有効でないことは間違いないのだ。直観が有効であり、さらにそれをひらめいた人に実行していくスキル(能力)がある場合、という二重の「力」を持った人でないと、この本に出てくるような「例」になりえないのだろう。

 確かに新しいことをはじめて成功する人たちは、論理的な考えからでは出てきそうもない、ものすごく飛躍したものごとを作り出し、導き出している(inovate)。しかし、全員がこれをできるかというとちょっと。。。なんかそう考えると恐ろしい話だ。著者が大学の授業でどう教えているのかちょっと気になってきた(笑)。とはいえ、自分がもしひらめくことがあったら、そのときはちょっとそれを大事にしてみたいと思う。
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by vamos_tokyo11 | 2011-07-16 23:40 |


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