この本で取り上げられているのは以下の10冊。
『アンネの日記』
『聖書』
『コーラン』
『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
『資本論』
『イスラーム原理主義の「道しるべ」』
『沈黙の春』
『種の起源』
『雇用、利子および貨幣の一般理論』
『資本主義と自由』
さすがに解説がわかりやすい。どの本もどう世界を変えたかがよく分かる。
こう見ると宗教の本が多い。3冊。
さらにバックボーンや影響を与える対象などに宗教が絡んでくるものが2冊(『アンネの日記』と『種の起源』)。
世界を考える上で宗教が重要な意味を持っている、と池上さんが考えていることがわかるし、実際、日本人が考える以上に宗教は世界を作っている。それを理解するうえでもこの「解説書」は良書だと思う。
私は読んでいない本がほとんどだが、『アンネの日記』だけは読んでおこうと思う。池上さんの解説もこの本については、通り一遍の解説ではなく、アンネの人間的な部分が赤裸々に書かれていることも教えてくれる。
池上さんの解説は
こちら