今月中旬に待望の文庫版が出たので購入。
読み終えた瞬間の湧きあがる気持ち。 もう続きは読めなんだよな。。。 そういう悲しい気分でした。 著者の野沢尚氏は、「眠れる森」の脚本家、ということは知っていても、ドラマは見ていませんでした。なので、僕自身はNumberプラスで「龍時」が始まってから、初めて知った程度でした。 当時、Numberプラスが2002年のワールドカップに向けて毎月のように発刊され、その中でおまけの様な位置づけで小説が挿入されていて、まさかこんなに続くものとは思いもしていませんでした。最初の頃こそ読んでたんですが、Numberプラスがバンバン発刊され、それ自体がどんどん魅力的じゃなくなっていき、雑誌を買わなくなると同時に「龍時」からも離れて行きました。 その後、「龍時」は単行本としては出るものの、それを買うほど興味もなかったのですが、文庫化されて購入。一冊通して「龍時 01-02」を読むと、その世界に一気に引き込まれました。 今回の「龍時 03-04」はその3冊目。 巻(カン)を追うごとに輝きを増し、魅力が増幅しています。 今回の舞台は2004年のアテネ五輪。このシリーズの一番の売りはサッカー描写の巧みさにあるのですが、今までの話にプラスして、さらに魅力が増している要素に、リュウジ自信の成長にまつわる部分だけではなく、いわゆる「大人の事情」に関する部分が、まさに小説として作品に練りこまれているところにあると思います。ちなみにナオやモニも出てきますよ。 (これ以上はネタバレするので書きません(笑)) ご存知の通り、龍時の著者、野沢尚氏は2004年に他界されています。続きが読めない、そのことが何よりも残念です。一気に読了するくらいの中身の濃さ、読ませる内容。面白さ。なのに続きが読めない。 本の最後にアドバイザーとして影の立役者となっていた中西哲生氏との対談が載っていて、さらにその後の「あとがき」を中西氏が書いています。彼自信が「龍時」のファンだったということで、その気持ちがよくわかります。 しかし一冊の完結した本としても十分に完結していますので、この一冊に限って言えば中途半端な感じはありません。安心して読んでください。できが良いだけに「この後どうなるんだ。。。」って気持ちは出てきますが。 また舞台は違いますが、ワールドカップを戦っているかのように想像し、来月のドイツの舞台をイメージして読むと、かなり興奮してきます。サッカー好きだけど本はちょっと、、、という人にもオススメ。
by vamos_tokyo11
| 2006-05-26 00:52
| 本
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