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クラブWCが盛り下がりかねない懸念

 日曜日、味スタへ向かう電車の中吊広告で、R25がクラブワールドカップの特集を組んでることを知り、電通頑張ってんな、と思いつつ日本橋の駅で手にとって読んでみました。R25を手に取ったのは2度目くらいです。

 そもそも「特別号」と銘打っているので、一冊丸ごと宣伝みたいなもんですが、表紙裏と1ページ目、裏表紙の裏の合計3ページ以外はクラブワールドカップ関連記事onlyの48ページ!中身も濃くてなかなか楽しめます。クラブWCと関係無さそうなゴン中山のインタビュー(未読)、セルジオ越後の生観戦を楽しむ7つの秘訣(未読)が楽しみです。

 FIFAクラブワールドカップジャパン2007(日テレ公式サイト)

 さて、現在ACLを戦う浦和が決勝進出を決めましたが、浦和ファンのみならず、Jリーグファンの注目を集めています。皆それぞれ色んな想いで見ていると思うのですが、僕が浦和に優勝してほしいと思う理由のひとつに、このクラブWCに参加し、世界の強豪クラブとJクラブにはどの程度の差があるのかを見てみたい、という気持ちがあります。(開催国枠という他国に後ろ指差されそうな情けない参加ではなく、チャンピオンとして参加してほしいという気持ちもあります)

 しかしながら、R25のトーナメント表を見ていると、ある懸念を感じました。場合によっちゃ大会が一気に盛り下がるような懸念事項です。。。




 それは、このトーナメント表をじっくりみると浮かび上がってきます。
クラブWCが盛り下がりかねない懸念_f0017246_21501162.gif
 ※日テレ公式サイトから拝借したこの絵は、パチューカとボカが入っていないので、少し古いのですが、アジア枠・開催国枠に関するところには影響しません

 この大会のレギュレーションでは、浦和がACLで優勝した場合には、当然アジア代表として出場するのですが、その際、ACL準優勝チームがオセアニア代表とM1(開幕戦)で戦うことになるのです。これを頭に入れてもう一度トーナメント表をじっくり見てみてください。

 どうです、わかりました?

 なんとセパハンが日本で今年3度目の試合を行い、しかもまたもやJクラブの前に立ちはだかることが決定しているのです(ワイタケレには勝つと勝手に決めつけていますが)。上の方に、「世界の強豪クラブとJクラブにはどの程度の差があるのかを見てみたい」と書きましたが、世界の強豪とはミランやボカであり、アフリカ王者や北中米王者、ましてやオセアニア王者ではありません。アルアハリは日本で有名になりました。確かに強いと思います。しかし世界のトップクラブではありません。もちろん、あのクラスとの戦いも見てみたいのですが、やはりミランやボカと戦って欲しい。アルアハリの強さというのは見ていてJとの差を理解しやすいのですが、欧州や南米はどうもレベルの桁が違っていて、いまいちどれくらい差があるのか理解しにくいのです、僕には。そこをガチンコ勝負でぜひ見てみたい、というのが僕の強い希望です。

 ですので、このレギュレーションで行くと、浦和がACLで優勝したのに、セパハンがワイタケレに勝って、浦和にも勝っちゃうと、結局浦和のクラブWCはACLの決勝と同じカードで終わりました、ということになりかねないのです。

 逆に浦和がACL決勝で負けた場合は、ワイタケレと試合をして、勝てばまたセパハンと試合をすることになるのです。ここで負ければ、浦和の世界への挑戦は、結局ワイタケレ・セパハンの2試合のみ、ということになります。

 あー恐ろしい。電通もこれは一番いやなシナリオじゃないでしょうか。いずれにしてもこういう懸念があるんだ、ということをR25に載っているトーナメント表を見ててさっき気付きました。

 第一段階を突破すればミランと試合ができます。ここまでは最低でも上がって欲しいところですね。ということで期待してますからね、赤い人たち。
by vamos_tokyo11 | 2007-10-31 22:22 | クラブWC


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