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東アジア選手権 日本×韓国 どちらも構築中

 今日の韓国戦はどちらのチームも構築中ということもあり、テスト色の強い試合だった。が、そこはさすがに韓国で、個人というよりも2・3人が絡む攻撃などは、基本スキルの高さと強さを感じさせていた。オ・ジャンウェンもしっかり定着。

 日本1-1韓国


 前半の失点はCBでなんとか止めて欲しかったプレー。ただ、試合展開はスタートからキム・ナミル(少しえげつないがいい選手。開幕で梶山・今野とマッチアップ)の強烈なミドルシュートがあったりして、韓国が押し気味。そういう流れの中でもうひとつ踏ん張れずにやられたのは残念。

 後半盛り返したが、CKからの山瀬のミドル一発まで。今日はやっぱり遠藤の不出来が大きかったんじゃないかと思う。リーグ戦開幕前のこの時期に1週間で3試合目。明らかに疲れが出てた。プレーに精彩がなく、パスはミス、フェイクからのドリブルもことごとくカットされて逆襲を食らったり、と普段の遠藤とは程遠かった。




 岡田監督にすればこれでメンバーの特徴や好みも見えてきただろうから、これから選手はふるいに掛けられていくのだろう。残念なのは岩政。中澤とのコンビを見たかった。そしてもうひとつ残念なのは今野のボランチが見られなかったこと。前の試合で啓太がキャプテンマークを巻いていたのを見て、これで次に今野がボランチでテストされて、ポジション奪っちゃったら4年前のアテネと同じになったりして・・・とちょっとドキドキしたが、それはなかった。(今後あるのかもしれないが)

 今日の采配では、ラッキーボーイ的に安田を入れて(あそこは羽生だろうと思ったから驚いた)、すぐにチャンスを作って流れを変えて同点になった辺りは、さすがの積極采配だなぁと思った。田代を下げずに橋本を下げて矢野貴章を入れて2Topにしたときは、「ここで入れるか!ひょっとしてこのためにカードを温存してたのか!?」と思って唸ったが、疲労の極みにあるヘロヘロの田代(彼も1Top連戦で大変だったろう)を残して播戸を入れたときは、正直「?」という感じだった。まぁ山瀬もヘロヘロだったんだろう。ただし中盤はスカスカになってボールが前に運べなくなりTHE END、となった。

 いきなりワールドカップ予選直前からチームを率いることになった岡ちゃんだが、今回はいろいろ試していた。監督の頭には色んなオプションが増えただろうが、怪我で招集されていない選手も多かったし、欧州組もいるし、結局今回は「代表招集当落線上の選手のテストの大会だった」というオチで終わりそうな気がする。

 しかし来月末(3/26)にはAwayでバーレーン戦がある(マナマ、懐かしいですねぇ)。3次予選だから大丈夫だと思うが、9月には最終予選が始まる。あんまりのんびりできないのだ。とはいえ、欧州がオフになって北京五輪も終わる頃までチームの完成形は見えてこないんだろうな。こりゃ結構大変だ。
by vamos_tokyo11 | 2008-02-24 00:17 | 日本代表


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