浅草キッド・水道橋博士の「人体実験」本。
博士の異常な健康
水道橋博士
アスペクト 2006-03-20
薄かった髪の毛が生えた話(プロピアとそのシャンプー)。
視力回復手術の話。
アンチエイジング(胎盤エキス)の話。
加圧トレーニングの話。
ガンに効くというバイオラバーの話。 などなど。
うさんくさいものを実際に体験してレビューしている本。駄洒落が多くて、面白いというよりも逆にサクサク読むのを妨げていて(紙数を稼ぐためか?)、若干イラっとする感はあるが、慣れてくると読み進めるのも早くなった。
加圧トレーニングとバイオラバーが最も気になるが、バイオラバーは特に怪しさ満点。「東京タワー」でリアルな描写を読んでいたので、この本を読む人の中でバイオラバーにすがる人が出てくることは間違いない、と思った。
しかしAmazonのこのレビューを見てちょっと考えさせられた。
面白い本だが注意が必要, 2007/3/22
博士のレトリックには十分に注意する必要あり。巧妙に「育毛」と「発毛」という言葉を使い分けてる。プロテインシャンプーに「発毛」の効果があるとは一言も書いていない。
博士は自分が元来疑い深い、ということをツラツラと書き、その上で体験してその効能に驚いた!という書き方をしているので、これが効いているのか本当に不明。確かに書きっぷりが怪しい。でもま、そこを気を付ければ面白い本。