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北京五輪 日本×アメリカ チャンスはあったのに

 残業中もweb閲覧を避け、情報シャットアウトのまま0:10からBS1で観戦。(仕事中だからweb閲覧してる場合じゃないのは当然ですけどね(笑))

8月7日(木) 北京五輪 男子グループB
日本 0 - 1 アメリカ (18:00/天津/37,177人)
得点者:47' Stuart HOLDEN(アメリカ)

 「寝不足が続くがここはしっかり見ておかないと」、と事前にコーヒーを飲み臨んだ深夜の観戦。ハーフタイム終わり頃にトイレに行きたくなって、戻ってきたらアメリカ歓喜の輪。(; ̄Д ̄)は!!?、え、ひょっとして、、、とよく見るとやはり失点していた。ということで失点シーンはその瞬間はリプレイで見れたが、そこへ至るまでは未だにわからず。

 ということで感想を適当に書き散らかし。

■持たされてる感満点の前半

 解説のマサ山本(前五輪監督)が言うには「日本がいい」ということだがそんな風に見えなかった。右サイドの突破には見るべきモノがあったが、全体的にしっかりと引いて守備ブロックを形成していたアメリカが日本にボールを持たせているように見えた。いずれにしても日本もアメリカもどちらもそれぞれ望むところの形だったというのが見た感じの感想。

 攻め込めるのにとりあえず失点したくないというのがよく見えた前半。現実的と言えば聴こえはいいが、予想以上に攻め込めるとわかったのだから前半の内にチャレンジしてほしかった。梶山の出来がめちゃくちゃ悪いように見えたけど、上がれないのは監督の指示なんだろう。あそこで1枚上がらないと攻撃なんて単発で終わるのだから、それだけカウンター注意で腰の引けた攻撃になっていた。それが歯がゆく感じた原因。付け加えると梶山はショートパスを相手にひっかけすぎ。天津のピッチには練習中に慣れておかないと不味い。





■魅力溢れる選手とそうでない選手

 この試合の僕にとっての良い意味での驚きは谷口。ボランチ本職の選手が森本の下でポストのような役割まで効果的にこなしていた。これ、本来ならシュートの上手いFWの選手ができれば理想なのだろうが、守備に攻撃に効果的な仕事ができる選手がいないということで彼が抜擢されたのかもしれない(ひょっとしたら大久保があそこに入る予定だったのかも)。いずれにしても谷口は空中戦に圧勝していたし、2列目からの飛び出しも実にタイミングよく果敢にチャレンジしていた。惜しむらくは1点でも奪えていれば。。。

 後半チュンソン、豊田と投入されたが、豊田はヘディングにほとんど勝ちなかなか効果的だった。また一瞬抜け出しPKかと思われるようなプレーがひとつあった。しかしあれはPKじゃない。審判がそうジャッジしたのだから間違いないというのではなく、日本の選手は総じて倒れすぎだった。あのシーン、踏ん張ってシュートまでいけたはずだ。なぜあのビッグチャンスでPKをもらうような倒れ方をしなければならないのか?あれが反町のいうハートの強い選手なのか?

 あの豊田のプレーにはJリーグの課題がもろに見えた。倒れたり接触ですぐファウルをもらえるJの基準に慣れてしまうと世界標準の中では戦えなくなるのかもしれない。あの主審が世界基準かどうかはさておき、あのプレーに関しては至極妥当な笛だったと思う。屈強な外国人と競り合えば撥ね飛ばされておけばファウルがもらえるという考えは危険だ。もちろん守備側の選手にそんな意識はないだろうが、攻撃の選手にはもっと踏ん張って前へ踏み出す強さを見せて欲しい。フットボールなのだから。(ところで前半に見せた本田の縦への突進は二人目に止められたが気持ちが見えて嬉しかった。あそこでもうひと踏ん張りしてほしかったが)。


■しかしこの相手には勝たないと

 何はともあれせめて勝ち点1が欲しかった。アメリカはまったく五分の相手だった。アテネの1・2戦で当たったイタリア・パラグアイより相当チャンスがあった。アメリカのサッカーを見るとJリーグのチームと差がないように見えた。むしろJ1チームの方が強いかもしれない。だからこそJ1でレギュラーを獲得している選手たちは、ここをしっかり勝っておかなければならなかったと思う。
by vamos_tokyo11 | 2008-08-09 15:01 | 2008 北京五輪


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