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そんなにジタバタする状況じゃないでしょ!?

 どうもダービー敗戦後のスタジアムの雰囲気は荒れていたようだ。選手をボロクソに言う人がいたり、監督交代だとか思っている人もいるようだとか。

 確かに急に寒くなってきた中で、試合前から含めると2時間も3時間も雨に打たれていたわけで、負けちゃいけない相手に負けたわけだし、試合後にブーイングしたくなる気持ちはわからなんじゃない。

 でも、この間の前半のサッカーが魅力的だったこと、チームの勢い、風向きがちょっと変わってきたことを僕は感じた。前半が終わった時点でのスタジアムはどうだったんだろう?すごくいい雰囲気だったんじゃないだろうか?あんなにチャンスを作った試合って久しぶりだったと思うし、単純に見ていて楽しかった。次から次へパスが繋がり中盤から前に飛び出しで積極的なサッカーをやっていた。

 この状況で勝ち負けだけで周りがガヤガヤ言い出すなんてちょっと近視眼的すぎる。そういうことを言う人って去年のことも一昨年のことも忘れちゃったのかな。それともそもそも知らないのかな?

 ファンは皆それぞれFC東京に求めるものが異なるとは思うけれども、僕は城福監督の今期の使命は試行錯誤して目指すサッカーのベースを作ることだと思っている。開幕前に「昨年・一昨年を経験して僕は我慢することの大切さを学んだ」と強く認識した。そしてその想いは今も変わらない。そもそもまだそんなに我慢する域まで落ちていないと思っているので、我慢出来ない人が出てきてるのがちょっと不思議な気もしている。

 山あり谷ありだから、なにごとも。サッカーは相手のあるチームスポーツなのだ。個人陸上競技のようにライバルとの勝ち負けとは別に、自己ベストを日々更新するようなスポーツとは異なるのだ。毎日幅跳びの距離が1cm延びていくといった競技ではない。相手チームの好不調の波とぶつかりながら、上手下手な主審にぶつかりながら(笑)、様々な状況を受け入れ戦っていくのがプロサッカーのリーグ戦なのだ。

 勝ち点がそんなに貧しくもない状況で(下は迫ってきているけれども)、勝ち負けだけに一喜一憂するのはもったいない。FC東京のサッカーが育っている、いま伸びるのに苦しみ悩んでいるところを厳しくも温かく支えていくのが僕らファンの立場じゃないだろうか。そしてそれが一歩(半歩?)進んだ(それとも普通の?)楽しみ方なんだと思う。

 ダービーに行けなかったのでその場の雰囲気もわからない。でもなんとなくちょっと心配になったので僕のチームにたいする気持ちを書いてみた。本当はもっとチームが厳しい状況になったときに書こうと思っていたことなので、これを読んだ人が「そんな心配全然してないよ」って笑い飛ばしてくれると嬉しい。
by vamos_tokyo11 | 2008-08-26 01:30 | FC東京


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