『ご冗談でしょう、ファインマンさん』 リチャード・ファインマン

 夏ごろだったか、数ヶ月前に読み終えた本。

4006030053ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
Richard P. Feynman
岩波書店 2000-01



 20世紀を代表する物理学者の自伝のようなエッセイのような本。物理のことはさっぱりわからないけれども、そんなことは関係なく読後にとても爽やか印象を残す本だった。いろんなところオススメされていたので読んでみたが、やはりいい本だった。

 本を読むまでにファインマンという人のことは原爆の開発に関わった人だったかな、という程度の知識しか持っていなかった。それもおぼろげな記憶だった。ファインマンが関わったマンハッタン計画といえば日本人にとってはどうしても暗いイメージを抱いてしまうが、その開発期間を科学者としてどのように過ごしていたかという話もこの本に出てくる。




 その後日本で旅館に泊まったり、朝永振一郎さんの話が出てきたり(この方のとは多少ご縁があるのでとても興味深かった)、ブラジルに行って太鼓を叩いてカーニバルに出たり、とにかく人生を楽しむ達人のような人という印象をもった。

 特に何かためになるとか、生きる知恵が得られるとかそういう本ではなく、翻訳のすばらしさもあるのだろうがとても清涼感のある本。訳者あとがきにある、翻訳者との交流に関する逸話も人柄を表していた。

4006030061ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)
Richard P. Feynman
岩波書店 2000-01


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by vamos_tokyo11 | 2008-11-16 23:01 |


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