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CWC準決勝 パチューカ×リガ・デ・キト

 ところどころ見逃しながらテレビ観戦。

FIFAクラブワールドカップ 準決勝 2008/12/17
パチューカ 0 - 2 リガ・デ・キト (19:30/国立/33,366人)
得点者:4' ビエレル(リガ・デ・キト)、26' ボラーニョス(リガ・デ・キト)

 キトはエクアドルのチームということでひょっとしてパチューカの勝ちあがりもあるかもと見始めたが、あっという間にキトが先制してしまった。パチューカのクリアがDFへ当たって跳ね返り、キトの選手の前に転がってきて流し込んでの得点。さすがにミスを見逃さない。その後も前半のうちに相手のハンドを誘ってFKを得て、それを得点してしまう抜け目のなさ。エクアドルであっても南米No.1には違いなかった。

 パチューカはよく攻めたけれどゴール前の決定的なところで仕事がほとんどさせてもらえなかった。すごい出足、運動量ではあったがゴール前を固めるキトを崩すには至らなかった。サイドで崩しても中をしっかり抑えるキトのDF陣は安定感があった。

 それでもパチューカの最後まで自分たちのサッカーを貫く姿勢にはチームの意志の強さを感じた。Jクラブなら放り込みたくなる時間帯でもそれをせず、最後の最後までショートパスをつないで崩そうとしていた。目指すものは東京も同じだろうが、パススピード、正確性、連動、スペースの作り方、どれをとっても数段上で、お手本になるプレーがいっぱいあったように思う。

 決勝で当たると思われるマンUであってもキトのディフェンスを崩すのは容易ではなさそうだ。ただし、パチューカはハイボールを一切入れてこなかったので3次元の攻撃に対してキトのDF陣はどうなのか。そういった点も決勝を見る際のポイントとして楽しめそうだ。
by vamos_tokyo11 | 2008-12-17 23:18 | クラブWC


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