シュートは撃たなきゃ入らない!
2015-12-26T17:17:47+09:00
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FC東京SOCIOがサッカーや音楽や本や興味のあることについて考えたことなどなど。。。
Excite Blog
『教団X』 中村文則
http://vamos11.exblog.jp/24804719/
2015-12-26T17:17:53+09:00
2015-12-26T17:17:47+09:00
2015-12-26T17:17:47+09:00
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本
中村 文則
集英社 2014-12-15
間違いなく凄い本。アメトーークのせいでこの手の本が好きでもない人が手に取ることによってAmazonでは不本意な評価になってると思う。(俺はどっちにも入るけど)本を読む層とテレビを好きな層には結構ギャップがあるのかもしれない。
巻末に参考文献が載ってる小説も珍しい。それを読まずとも福岡伸一・動的平衡という言葉を思い出させる前半。脳の動きも『意識はいつ生まれるのか』や『社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 』で出てくる話だ。娯楽小説の中にこれほど多くのことが詰め込まれ、著者の思いが詰まっているのは凄いこと。
教祖の奇妙な話はカラマーゾフの兄弟の大審問官のくだりを思い出させた。案の定、ドストエフスキーの名前が随所に出てくる。こういう本を日本の小説で読んだのは初めてだ。
生きるとは何か、自分はどこから来たのか、この世は/宇宙は一体どうなっているのか、そういった(私の)小さい頃からの答えの出ない疑問に対して、著者が答えを出している。それだけで十分凄いことなのに、小説という形で表現していることが驚異的だ。
文学の力というか、物語としてしか表現できないものが詰まっている。
教祖の奇妙な話(ラスト)には現代社会の核心が。
靖国の考え方について…戦死者たちを英雄ではなく犠牲者として追悼し続ける
世界で戦争をなくそうと動く特殊な国になりたい
これらは著者のポリシーと読んだ。
2015/12/23読了]]>
『ISからの脱出』 BS世界のドキュメンタリー
http://vamos11.exblog.jp/24804697/
2015-12-26T17:11:09+09:00
2015-12-26T17:11:04+09:00
2015-12-26T17:11:04+09:00
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雑記
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=151112
怖すぎる。
アジディ教徒の女性子供が拉致され奴隷にされている人が多数。それを奪還するドキュメンタリー。
(参考)
ラッカは静かに殺される
http://www.dailyshincho.jp/article/2015/02090830/?all=1
2015/12/8視聴]]>
『通訳日記』 矢野大輔
http://vamos11.exblog.jp/24804681/
2015-12-26T17:05:25+09:00
2015-12-26T17:05:19+09:00
2015-12-26T17:05:19+09:00
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本
矢野大輔
文藝春秋 2014-11-27
アジアカップ準決勝韓国戦を前日にザックとの会話
「ディテールにこだわれ。違いはそこに生まれる」
魂は細部に宿る、と同じ。自分の好きな言葉。
コンフェデ杯ブラジル戦後の本田とザックの会話は痺れた。一流選手になりたい本田がザックにアドバイスを求め、適切なアドバイスをする監督。本田の感動が伝わってきた。痺れた。
その後の長谷部との1時間のミーティングも、興味深い。監督とキャプテンの会話は経営陣と現場のリーダのようで、長谷部の気持ちがよく分かる。監督わかってくれよ、と思いながら読んだ。
ワールドカップ前年秋の東欧遠征2試合での不調。記憶に残っているが、ほんとにチームがどん底だったのがこの本からもわかる。本田長谷部遠藤とのミーティングで両サイドバックを上げて攻撃したい、前線で約束事が多すぎるの2点。監督の心の内は穏やかではなかっただろう。マスコミに解任論が出てきたのも選手のリークがあったのかもしれない。
ブラジルワールドカップ初戦の3日前の選手ミーティングでの権田のコメントと人柄に泣ける。人間力ってのはこういうのも含むんだろう。
ワールドカップ試合期間の描写は短くも太い。やはりよく記憶に残っているのでその時のチームの状態がよくわかる。そしてチーム最後の日の挨拶。泣ける。男たちが団結して1つの目標に向かうことはやはり素晴らしい。負けてもこれがスポーツの素晴らしさであり、人生の素晴らしさだと気づく。
2015/12/10読了]]>
『ピーターの法則』 ローレンス・ピーター
http://vamos11.exblog.jp/24804665/
2015-12-26T17:00:56+09:00
2015-12-26T17:00:51+09:00
2015-12-26T17:00:51+09:00
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本
ローレンス・J・ピーター レイモンド・ハル 渡辺 伸也
ダイヤモンド社 2003-12-12
階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。やがて、あらゆるポストは、職責を果たせない人間によって占められる。
これを回避する方法は、無能職階に上がる前にわざと無能のふりをする。
昇進を断るのではなく昇進を持ちかけられないように工夫すること。創造的無能。
全くバカバカしい対応策。
この本は法則が何かということがわかればそれ以外に読むべきものは何もない。最初の30ページ弱を読めば終了。絶対に買うべきではない。
2015/12/11読了
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『天空の蜂』 東野圭吾
http://vamos11.exblog.jp/24804661/
2015-12-26T16:58:20+09:00
2015-12-26T16:58:15+09:00
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本
東野 圭吾
講談社 1998-11-13
ミステリー、サスペンス、というのだろうか、中盤からの加速感がハンパじゃなかった。東野圭吾は初めて読んだんだけど、噂どおりに面白かった。はまりそう。
そして、この本の凄さは、1995年に出版されているんだけど、原発の危うさや、一般国民の無知無関心に対する警告を非常に強く含んでいるところだ。東野圭吾が今のようにメジャーになっていて、この本の出版が2010年頃だったらどうなっていただろうかと思わずにいられない。電源喪失や一斉節電など、未来の我々が(東野圭吾本人も)経験したことがまさに書かれているのだ。原発労働者のこともそう。今も続いていることについて著者がどう考えいるか聞いてみたい。
2015/12/2読了
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『全面改訂ほったらかし投資術』 山崎元 水瀬ケンイチ
http://vamos11.exblog.jp/24804652/
2015-12-26T16:54:22+09:00
2015-12-26T16:54:16+09:00
2015-12-26T16:54:16+09:00
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本
山崎 元 水瀬ケンイチ
朝日新聞出版 2015-06-12
良本には違いないが、基本的にこれまで読んできて理解している内容の記述。
投資を初めて考えている人(特に若者)には超オススメの本。
唯一参考になったのは、まとまった投資資金があるときの投資方法。以下の記述。
時間分散は、時間、手間、コストがそれぞれ余計にかかる、
投資が完了するまでの期間に十分機会を利用できない機会コストもかかる。気休めになっても合理的でない方法。
どの道いいタイミングなど分からない中で平均的に有利だと思うからリスク資産に投資するのだから、自分にとっての適性投資額を1回で投資すべき。
追加で運用に回せる資産が給料、ボーナスのたびに生じて、追加投資するのは合理的。
以下はその後合わせて読んだ本。基本的に読まなくても大丈夫。
『超簡単 お金の運用術』山崎元 → これは面白い、というかこの人の語り口が面白い
『しぶとい分散投資術』田村正之
『投資信託35の法則』カンチュンド
2015/11/2読了
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『誓約』 薬丸岳
http://vamos11.exblog.jp/24804633/
2015-12-26T16:47:38+09:00
2015-12-26T16:47:33+09:00
2015-12-26T16:47:33+09:00
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本
薬丸 岳
幻冬舎 2015-03-26
面白かった。
ドキドキサスペンスドラマ。
こういう本は久々に読んだので結構一気に読んだ。最後まで真相がわからなかったのも○。
おすすめ。
2015/10/21読了
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『迷君で候』 筒井道隆他
http://vamos11.exblog.jp/24804626/
2015-12-26T16:45:11+09:00
2015-12-26T16:45:05+09:00
2015-12-26T16:45:05+09:00
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本
縄田 一男
新潮社 2015-05-28
著名作家の短編集。すべて江戸期の殿様の話で面白い。怖い話もある。
どれもよく書かれていてすぐ読み終えた。
2015/10/16読了]]>
『生きがいについて』 神谷美恵子
http://vamos11.exblog.jp/24804623/
2015-12-26T16:43:39+09:00
2015-12-26T16:43:34+09:00
2015-12-26T16:43:34+09:00
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本
神谷 美恵子 柳田 邦男
みすず書房 2004-10-06
半分くらい斜め読み。
何人かの人が薦めてるのを見て読み始めたが、今の自分には全く不要で刺さってこなかったので途中でやめた。
そういう状態にある自分はしあわせなのだな、ということが分かった。
2015/10/7読了
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『走ることについて語るときに僕の語ること』 村上春樹
http://vamos11.exblog.jp/24804612/
2015-12-26T16:41:46+09:00
2015-12-26T16:41:40+09:00
2015-12-26T16:41:40+09:00
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本
村上 春樹
文藝春秋 2010-06-10
自分は走らないが、走ることに憧れみたいなものがあり、走るのが好きな人はどんなことを考えてるのだろうと思い手に取った。
長距離向きの性格があるというのはなんとなくわかっていたが、著者はやはりそういう人らしい。日常として走るので、走り続けるなかでの大団円などはないが、それが著者の等身大の姿であろうし、この本の良いところだと思った。
で、実際に自分が走れそうかどうかはわからない。走りたいという欲望は出てきたが、それを続けられるかどうかはわからない。(毎年繰り返しているようなきもするが)良い季節の内に一度走っておかなければ。
村上春樹がどのように作家になったのか知らなかったので、その頃のエピソードなんかもあり、楽しかった。
2015/10/6読了
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『蝿の王』 ゴールディング
http://vamos11.exblog.jp/24804608/
2015-12-26T16:39:34+09:00
2015-12-26T16:39:29+09:00
2015-12-26T16:39:29+09:00
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本
ウィリアム・ゴールディング William Golding
新潮社 1975-03-30
昔から読もうと思っていてやっと読了。
後半の描写はまさに烈火の如く猛烈な勢いであった。
これがとても少年の本とは思えない。主人公たちが少年なだけだ。
新潮文庫の解説は非常に良かった。が、もし先に読んでたらネタばれがひどい。最後に読んでよかった(笑)。
しかし恐ろしかった。人間の本質とはこういうものなのだろうか、と思いつつもラーフの知性も人間のものだろうと思ってしまう。しかし少数派である。これが、何やら真実を表しているような気もする。
2015/9/29読了
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『意識はいつ生まれるのか』 マルチェッロ・マッスィミーニ
http://vamos11.exblog.jp/24804603/
2015-12-26T16:36:48+09:00
2015-12-26T16:36:43+09:00
2015-12-26T16:36:43+09:00
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本
ジュリオ・トノーニ マルチェッロ・マッスィミーニ 花本 知子
亜紀書房 2015-05-26
今年一番の本。
意識とは何か?
脳の役割とは?
意識があるかないかはどうやって判断できるか?
これらの誰もが不思議に思うことを解明しようと挑戦している。
それを非常に体系立てて分かりやすく、専門外の人間にも分かる平易な言葉で、物語のように紡ぐ。
2015/9/14読了]]>
『東京百景』 又吉直樹
http://vamos11.exblog.jp/24804566/
2015-12-26T16:23:40+09:00
2015-12-26T16:23:34+09:00
2015-12-26T16:23:34+09:00
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本
又吉 直樹
ワニブックス 2013-08-26
100箇所の場所をタイトルにしたエッセイ。
自分的にも馴染みの場所がたくさん出てくるし、文章にお笑い要素もあって非常に面白かった。
そんな中でも「七十六 池尻大橋の小さな部屋」は青春の恋愛エッセイでグッとくる。
2015/9/4読了]]>
『定刻発車』 三戸祐子
http://vamos11.exblog.jp/24804552/
2015-12-26T16:16:54+09:00
2015-12-26T16:16:49+09:00
2015-12-26T16:16:49+09:00
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本
三戸 祐子
新潮社 2005-04-24
タイトルから想像できないほど奥深い。
日本の駅間の短さを江戸時代や奈良時代にまで起源を求めたり、定時運行の理由を日本の文化的背景から解き明かす。
どうしてここまで定時運行に拘るのか、というのは社会の要請でもあり、鉄道会社の意地でもあるように読めた。ただ、今後は変わっていくかもしれない、というのが著者の見通し。
ラッシュ時間帯の新宿駅のドキュメント的な描写も面白い。
2015/9/9読了]]>
『出世する部長の仕事』 安藤浩之
http://vamos11.exblog.jp/24804544/
2015-12-26T16:14:29+09:00
2015-12-26T16:14:24+09:00
2015-12-26T16:14:24+09:00
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本
安藤 浩之
すばる舎 2015-05-21
目新しいものはないというか、そりゃそうだろなというものが羅列しており驚きはない。
ただ、書かれていることが全て高度に実行できるかといえば、それが難しいわけであり、そこには何も助けになることは書いていない。問題は千差万別でもあり、書けるわけでもないだろうが、その意味でこの本は参考にならない。
そもそもこの本を手にとって読むような部長はこの本から得るものはないと思うので、時間の無駄だろう。
そう考えると、この本のターゲットはいったい誰なのか?たぶん、20代の役付になる前の若者たち宛だろう。それくらいの中味であった。
最後にある20の問いについては良いと思った。以上。
20150827読了]]>
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