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『ヤバい経済学 [増補改訂版]』

いわゆる普通の経済学ではない。

4492313788ヤバい経済学 [増補改訂版]
望月衛
東洋経済新報社 2007-04-27


 世の中の不思議を「経済学」というツールを使って読み解いていく。経済学者であるスティーヴン・D・レヴィットが実際に書いた論文をわかりやすい言葉で読み物風に書き下した本が、この本。

 例えば、こんなことを書いている。

銃とプール、危ないのはどっち?
相撲の力士は八百長なんてしない?
学校の先生はインチキなんてしない?
ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ?


 恐らくこの本の一番の目玉は、米国における1990年代の犯罪が年々減っていった理由を解き明かしているところだと思う。賛否両論出たというこの説は、調査に裏付けられた確かな数字こそが世の中を解き明かす材料になる、という筆者の信念を感じることができる。風が吹けば桶屋が儲かる式の話だが納得感が強い。

 増補改訂版にあるおまけで面白かったのは、グーグルで講演した際に、グーグル社員から出た「提供して欲しいデータはありますか?」という質問。その場で答えは出なかったそうだが、筆者の今後の研究テーマにグーグルが協力したら面白そうだ。

 原題は『Freakonomics』。邦題は相当苦労したと思われる。訳者あとがきも面白い。2,100円。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-31 22:46 |

3位決定戦もPK戦。自分も反省。

 決勝見てます。イラクの気迫が伝わってきます。

●日本代表 アジアカップ2007 3位決定戦
7/28(土)21:35キックオフ(日本時間)/インドネシア・パレンバン
日本0-0(PK5-6)韓国


 この日は出かける予定にも関わらず、録画するのを忘れていたため、試合を見たのが後半からになりました。家に着いてテレビをつけたら前半43分くらいでした。

 直後のハーフタイムに見た前半ダイジェストの印象は、随分韓国にチャンスがあったな、ということ。特にCKからまた低いボールがファーサイドまで抜けて行ったのを見たときは驚いた。オージー戦と全く同じだから。。。今回は入らなかったけど、こりゃひどい、と思いました。

 で、後半。

 ほんとに疲れてたんでしょうね、それとその試合中の暑さと。ディフェンスラインと前線が間延びしてて、やりたいサッカーはできていない感じでした。最早、コンディションが悪いんだからしょうがないかという感想。

 それでもって、相手が一人退場してからの攻撃はオーストラリア戦と同じでした。つまり無得点で120分終了。ただ攻撃はオージー戦に比べてチャンスを多く作ってたと思います。シュートまで行ってましたよね。


■比較的シュートは多かったけど。。。

 それでもシュート(特にミドルシュート)がやっぱり少ない。いい加減に撃ってほしい。これってオシムの意向なんでしょうか?中村憲剛がキリンカップのとき、パスコースの先に、より確率の高い選手がいる状況でシュートを撃って外してしまい、試合後の会見でオシムに怒られた、というのがありました。オシムはシュートセレクト(パスを回して確率の高いシュートチャンスを探すこと)にうるさいのかもしれません。

 でも、もしそうだとしても、それを忠実に守っているとしたら悲しいですね。やっぱり日本選手の(というより日本人の)気質はそう簡単に変わらないということでしょう。


■結局先発陣(交代選手も!)が変わらなかったこと

 先発が初戦と同じだった件ですが、その前に1TOPにした意図はなんだったんでしょう?これはサウジ戦の影響かもしれません。中盤でセカンドボールを拾えなかったサウジ戦を反省して、山岸を入れることによって、中盤の選手の負担を減らそうという意図があったのかもしれません。

 ただそれがよかったのかどうかはわかりません。見た感じ韓国の攻撃はサウジのそれと違って「怖さ」を感じなかったからです。決勝トーナメントに入ってなんと「0-0」の試合を3試合も続けている韓国。他人事ですが、韓国の得点力不足は深刻だと思います。攻撃も相手を崩すに至ってないように見えたので。

 さて、「先発選手」の件ですが、これには2通りの見方を皆さんしているようです。

 ①非難型
  フレッシュな選手を使うべきだった、という意見。
 ②納得型
  監督の会見結果から読み解き、それに対して理解するもの。ただし全面賛成ではない。(徹壱さん
  他にもいるかな?

 私自身はもっとやりようはあったと思いつつ②を読んで、なるほど、そういう見方もあるのかと思いました。しかし、穿ち過ぎだろうと感じています。

 先発選びはあと出しジャンケンになるのであんまり言いたくないけれども、なぜCBの専門家である坪井がいるのに阿部勇樹に拘り続けたのかは理解不能です。坪井はヘディングに強くないです。阿部は強い。しかしサウジ戦はそのヘディングでちびっこいのにやられてます。おまけにドリブルでもぶっちぎられている。

 普通は次の試合で交代させると思います。原博実だったら試合中に代えてるでしょう(笑)。しかし3位決定戦で阿部を使ってきた。これはリリーフで打ち込まれた選手を次の試合にも登板させて抑えさせて自信を取り戻させるのと同じだと思います。結果はゼロに抑えたのでOKでしょう。それでも坪井にチャンスがないのは理解できなかった。これで使われなければトゥーリオ復帰の暁には、坪井はノーチャンスでしょう。

 
■交代と自分自身の反省

 結局オシムは型にはまった交代しかしませんでした。これも期待し過ぎた分ガッカリでした。もう少し試合展開と、相手との絡みで色々代えてくると思っていたので。

 最後に自分自身の反省も。

 徹壱さんのコラムにもあるとおり、オシムには過度に期待していた面がある気がします。僕自身。誤解のない様に書くと、チームの作り方にはこれまでどおり期待しています。ただ、なんでもかんでも「オシムならなんかやってくれるかも」という期待は間違ってる、ということです。

 そういう意味でも9月の欧州遠征が試金石になりそうですが、目標はあくまでワールドカップへ出場し、そこで納得のいくサッカーをしてもらうこと(去年の悔しさと情けなさを忘れていません)。なので、今大会はそこへ向かうための必要な経験だと理解することにします。僕自身はジーコ時代の納得感のない勝利の継続より、着実に魅力あるサッカーへ向かっていると感じる今の方が好きなので。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-29 22:01 | 2007 アジアカップ

入らない気がしましたな、羽生。。。

 試合中フリーでシュートを2本ほど撃って、相手に当てまくってたので、PKでもやばい雰囲気が充満してましたね。あーゆーときは何故か入らないんだよな。。。

 PKは攻められないとしても、試合中の2本は、あんなに思いっきり蹴らなくても、丁寧に狙えばよかったのに、、、と思いました。

 今日のところはこんな感じで。

 おやすみなさい。。。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-29 00:52 | 2007 アジアカップ

準決勝 サウジに敗戦

 先に3位決定戦に進んだ韓国に吸い寄せられたか!?

●日本代表 アジアカップ2007 準決勝
7/25(水)22:20キックオフ/ベトナム・ハノイ
日本 2-3 サウジアラビア得点者:'35 Yasser Al Qahtani(サウジアラビア)'37中澤 佑二(日本)'47 Malek Maaz(サウジアラビア)'53阿部勇樹(日本)'57 Malek Maaz(サウジアラビア)


 一晩経ってだいぶ落ち着きましたけど、ショッキングでした。。。

では箇条書きで感想を。


■負けたこと
・アジアの中で負けなれてなかったのでショック。
・思えば2000年レバノン以来、ワールドカップ予選でもほとんど負けてないし。
・サウジにはアジアカップ予選@Awayで負けたけど、
 大会本線進出にはほとんど影響なかったし。オシムも代表率いて間がなかったし。

■日本の攻撃・防御
・回してたのはデフォルト。オーストラリア戦もそうだったし。
・でもボランチがミドルを撃たずにどうする!?
・鈴木啓太、自信もて!内館だってファンデルサールからまぐれゴール奪ってるぞ。
・横パスコロコロで何回取られりゃ気が済むんだ。そこのピッチで何試合目だよ。
・中盤でボールを取れないのは致命的。
・放り込んでもあれじゃ効果薄い。
脚が止まったか、無理やりサイドを使おうとしすぎたか。
・日本の気持ち不足、だとは思わない。
疲労はあっただろうけど、それに合った戦い方をしないといけない。楽をする、って意味じゃなくて。

■オシムの采配
・今まで「サッカーは相手あってのこと」と常々言ってきた。
・ディフェンスもそうして3バック、4バックを自由自在に阿部が操ってた。
・相手に優秀なFW2枚がいるのに、2バックのままというのは”?”
・鈴木をボランチからリベロへ下げるっていう戦術はマスコミの「ほら」?

采配について一言

 リードされた後半、実はここからがオシムの腕の見せどころだと思った。ところがどっこい、巻を下げて寿人投入。今までより早い交代だが疑問が残る(それは後で述べる)。攻撃の狙いは変わっていない。少なくともそう見えた。その後遠藤OUT、羽入IN。多少活性化。動きがある分、脚の止まった味方より効果あり。しかし結局狙いは変わらず。中を固められた相手には効果薄。

 最後は憲剛OUT、矢野IN。パワープレーの意図か。後半終了間際、中澤も上がってパワープレーに出るのは当然。阿部勇樹だって上げたいくらいだ。こうなる可能性は3点とられた後には十分あったはずだ。ここで先ほどの疑問に戻る。なぜそういう展開も予想できたのに巻を下げたのか!?私にはこれがわからない。論理的ではない。

 とりあえず偉い人、オシム爺にヒアリングしてください。納得いかない。

 簡単に崩されるディフェンスをハーフタイムに修正する、ってのはなかったと思う。前半は1点しか取られてないし。でも2バックに拘るのはノックアウトトーナメントの戦い方に疑問が残る。華麗な楽しいサッカーより結果が重要なんだから。「日本はブラジルじゃないんですよ」って常々言ってるのはオシム爺自信なんだから。


■サウジについて
・すごい活動量とクイックネスだった。
・韓国もイラクに手こずってが、同じ感じか。
・気迫で負けてた、なんて言葉もあるけど、守備の人と、前の人の分業がうまくいってた、
ってことだろう。
・結局個の力でやられてたわけだ。
・でも阿部勇樹のディフェンスはどうなんだろう。確かにFWはすごかったけど、
あそこで簡単にやられるもんだろうか。

■控えを含めた選手
・切り札がいない、のかな。
・そういう意味では合宿にいたのに家永を連れてこなかった監督、チームのミスだろな。
・何度駒野に代えて投入して欲しいとおもったことか。
・固定率が高いオシム。
3位決定戦に回ったから、控え選手に出番が来るなんて、ひどい皮肉だ。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-26 23:28 | 2007 アジアカップ

イラク決勝へ

PK勝ちの後、泣き崩れる勝者を見て、こちらも涙が出そうになった。

もう流れ弾で被害者出さないでね。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-25 22:07 | 2007 アジアカップ

ほんとにこんな質問してるの!?

 あまりにも醜い質問が多くてびっくりします。

 サウジアラビア戦前日 オシム監督&中村俊輔会見(1/2)
 サウジアラビア戦前日 オシム監督&中村俊輔会見(2/2)

 これ、ほんとにこんな会見だったの?って思ってこっちを見たら・・・

 【日本 vs サウジアラビア】試合前日公式会見コメント [ J's GOAL ]

 おんなじでした(-ω-;)


 こりゃ、質問の後ろに質問者の会社&名前を明記した方がいいね。

 サウジとやる前日の会見で
  「――監督、決勝の相手についてはイラクと韓国のどちらが望ましいか」
 とかありえねーよ。どう答えりゃいいのよ。これが韓国人記者の質問ならまだわからんではないけど。。。

 オシム爺との問答にビビって変な質問になってんのだろうか?

 千葉の監督時代にはおもろい受け答えがたっぷりあったけど、代表の記者も、もちっと揉まれたほうがいいかもね。国際大会だから各国の外国人記者の質問かもしれないですけどね。

 ちょっとした感想でした。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-24 23:08 | 2007 アジアカップ

代表に関するいろいろ。へたれ解説などなど

 準決勝の相手が決まりました。サウジアラビアです。7年前の決勝の相手ですね。ベスト8の時点でベトナムを除いてアジアの強豪国しか残っていなかったのですが、いずれにしても無茶苦茶強敵であることには間違いありません。

 昨日の試合でもゴール前のパスとドリブル、フリーランニングのスピードは驚異的でした。ディフェンダーがずるずる下がらないように、最初にきっちりストップしないと危険な場面がたくさん出てきそうです。でも楽しみ。

 対してイラクの相手は韓国になりました。テレビで韓国×イランを見てましたが、とてもあの強国同士の戦いには見えませんでしたね。とにかく「適当なサッカー」に見えて、日本の組織力と個の力(高原の決定力だったり、俊輔、遠藤のゲームを操る力や展開力など)と比べて、驚くほど魅力のないサッカーをしていました。

 でもどんな内容でも上がってきたら怖いのがこれらのチーム。韓国はイラクと対戦ですが、こちらも見逃せない試合になりそうです。


 さて、オージー戦についていくつか書いてある記事を見て、面白いのがあったので勝手に引用させてもらいます。まず武藤さんのブログです。

■武藤文雄のサッカー講釈

 何があっても、我々はアジアカップでは勝つ事になっている、だって川口がいるのだから

 こちらのエントリ。全く同じことを考えて見ていたのがこちら。わかる人にはわかるでしょうが、見ていた番組はBS1。解説者は山本昌邦です。以下、引用。

 TVの解説者が、「豪州としては好GKのシュバルツアがいるので、PK戦に持ち込めばよいと考えているのでしょう」と語った。馬鹿じゃないかと思った。我々には川口がいるのだ。
 TV解説者に言いたい。そりゃ、あなたのお友達の日本協会スタッフが、ちゃあんとキューエルとニールのPKコースを調べていたのかもしれないよ。川口はその通りに飛んだのかもしれないよ。でもねえ、その発言がいかに無意味な事かわかっているのか。お前はそれがわからないから...(以下自粛)


 ね、最高でしょ。見てない人の為に補足しておくと、解説者は日本の分析力、総合力がここで活きるんだ、ということを熱弁しているわけです。しかし能活のスーパーぶりはご存知の通り、データを超越します。去年のクロアチア戦のPKストップもデータと逆でした。解説者はそのことをわかっていません。

 それからここには書かれてませんが、他に私が感じたのは、ファウルで担架が入ったりして試合が中断するときに解説者が「いいですね、日本の選手は水を飲んでます」とそればっかり言うこと。そんな情報はいらん。解説をしろ、と、いつも思うわけです。水を補給しないと痙攣がくるだとか、このボトルの水を何度にしてるとか(この辺は日経に連載してるコラムに書いてあったことですが)、そんな情報はもういらんのです。だからうちの親父にまでこいつはダメだなとか言われちゃうわけですよ。(オージー戦は実家で見てました)

 他に武藤さんの書いているところでなるほど、と感心したところはこちら。私が漠然と感じていたことが見事に表現されてました。
 この日の結果を分けたのは、双方のアジアカップ制覇の執念の違いだったように思う。我々は何としてもアジアのタイトルを保持したい、何があっても三連覇したい、何を犠牲にしても勝ち抜きたい、と考えていた。これは爺さんを含め、皆が心底思っている事だ。
 しかし、豪州はどうだろう。1次リーグの苦戦を突破し、日本と互角の戦いを演じ、10人になって押されまくりながらPK戦まで持ち込んだ。それで満足していたのではないか。敗戦後の選手たちのグッドルーザぶり。最初のPK戦に向かうキューエルの異様なリラックスしたリフティング。そのあたりが彼らの限界だったのではないか。



■徹壱さんの日々是亜洲杯2007(スポナビ)

 ターニングポイント
 日々是亜洲杯2007(7月21日@ハノイ、くもり) 1 

 このターニングポイントと同じ意味ではないが、私がオージー戦勝利を喜ばしく思うのは、オシムの監督続投問題が事実上マスコミから消えたことである。オーストラリア戦に勝利する前は優勝しなければ辞めるべきだ、とかノルマがないのはおかしい、と言い続けるマスコミもいたが、ベスト4進出で一定の評価を得られるのではないかと思われる。

 で、この徹壱さんのコラムで「なるほど確かに」と思いながら読んだ箇所がこれだ。
 この日のゲームで感じた物足りなさ(=未完成の部分)をひとつだけ挙げるなら、ベンチの層の薄さである。それは、キューウェルやカーヒルを交代カードとして持っているオーストラリアと比較すれば、一目瞭然(りょうぜん)であろう。この試合でオシムがカードを切るタイミングが遅く感じられたのも(最初に今野を送り出したのが後半43分。しかも加地の負傷を受けてのものだ)、指揮官は、事態を打開できる手駒の少なさに悩んでいたようにも思える。
 攻撃の切り札にキューエルを持つオーストラリアと比べると、確かに日本には佐藤寿人がいるが、それ以外に切り札といえるような存在はいない。MFではさらに小粒感が否めない。少なくとも攻撃に関しては先発メンバーとの差を感じる。

 ここで思ったのが、オシムは「勝っているチームはいじるな」の格言を守っているのか、初勝利を上げた2戦目のUAE戦以降、先発メンバーをいじっていない。これは非常に興味深い。初戦で結果のでなかった1TOPを2TOPに変え、高原のパートナーの巻が結果を出し続けている(オーストラリア戦もアシストに近い働きをした)。

 確かにオシム言うように結果を急ぐ必要はないし、これからよくなるのだろう。だからこそこの勝利は大きい。この勝利により残り2戦を戦えることになり、さらに優勝すればコンフェデレーションズ・カップへの出場権が得られる。

 あと2つだ。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-23 23:03 | 2007 アジアカップ

アジアカップ 準々決勝 対オーストラリア

 とにかく結果。高原には大興奮。これぞストライカー。

●アジアカップ2007 決勝トーナメント準々決勝
7/21(土)19:20キックオフ/ハノイ
日本1 -1(PK 4 - 3)オーストラリア
得点:69' アロイージ(オーストラリア代表)72' 高原直泰(日本代表)


 試合開始当初、オーストラリアが予想以上に攻め込んできたが、その10分間ほどをいなしているとオーストラリアも気候のせいか疲れが見え始め、引き気味のディフェンスからお互いに牽制し合いつつも、日本がペースを握った感じだった。

 印象に残ったのは巻。デカイDF相手にも競り勝っていた。テレビではあまりわからなかったが、恐らくパスやクロスが出た瞬間の一瞬の動き出しが相手より早いのだろう。体を寄せられる前に落下点に先に入れるため競り勝っていたと思われる。開始早々のニアに飛び込んだ惜しいヘディングシュートはガタイが強いだけでは勝てない。あのシュートでこの試合の手ごたえを掴んだように見えた。

 あとはとにかく中澤。ハイボールでビドゥカに仕事をさせなかった。体とハートが強い。

 前半は他にカウンターから憲剛→高原をおとりに使ってファーサイドへ走り込んだ遠藤へパス→遠藤ダイレクトシュート、の惜しいシーンなどもあったが、0-0のまま終了。

 後半も割と日本が攻めてる印象だった。が、しかし、全然オーストラリアに崩されていないのにCKから失点。しかも課題のハイボールではなく低いゴールがファーへ抜けて、またアロイージに決められてしまう。

 いやな気分だった。でもまだ後半30分前。むしろここからが日本の見せ場、しばらく得点が入らなくても選手交代で何が見られるか、という楽しみもあった。

 しか~し!なんとすぐに取り返す!獲られた直後のプレー。左サイド深い位置から俊輔がファーサイドの巻へ山なりクロス。巻が相手DFに競り勝ち、折り返す。そのボールがこぼれ、相手DF22番がクリアミス。これを高原がキックフェイントから切り替えして左足でコースがないなか、左ポストに当てながらゴール。大興奮。あの切り替えしはブンデスリーガでもよく見せてたし、彼にとってはボール触れる前から想定していたプレーなんだろうけど、こんなシーンで決められる日本人FWを僕は見たことがない。とにかく感動した。DF22番名前が分かんないけど忘れないな。

 そのあと、相手が一人ラフプレーで退場したおかげで、圧倒的にボールを保持していたが、日本も疲れが出ていて攻め切れず。結局90分+30分で追加点は獲れなかった。獲られなかったのはよかったが、やっぱり延長の30分で決めて欲しかった。PK怖いし。

 PKは、とにかく能活。なんだろね、この人。すごいな。。。
 オシム爺さんの控え室映像はよかった。このコメントどおりの姿だった。そういわけでとにかく勝ち上がってよかった。こういう大会はとにかく結果。そういう意味でもよかった。

 ところで、相手が10人になったあとに思ったことがいくつかある。

■加地の負傷交代で入った今野。

 消極的なプレーぶりにとにかくイライラした。途中から入って一番元気なはずで、相手が引いてるのにも関わらず、”左SB”以上の仕事をしていなかったように見えた。もっと裏へ走りこんで味方をサポートしたり、積極的にクロスを上げたり、シュートを撃ったり、そういうシーンを見たかった。東京では最後はオレがなんとかしなければ、というプレーを見せるが、ここでは遠慮しているのか、「らしさ」がない。もう一皮剥ける為には、積極性が欲しい。攻撃でもいいところがあるんだから。


■日本の選手交代

 こちらも消極的だった。怪我のことや、ファールのことを気にして交代を控えていたのだろうというふうに解釈しながら見ていた。しかし相手が一人減ったあと、かさにかかって攻める、というのを少し望んでいた。そしてそういう采配を、あのオシム爺ならやるんじゃないかと思っていた。

 ところが違っていた。これはノックアウト・トーナメントだったからだろうか。この辺は考え方を聞いてみたいな、と思った。今後どこかで書かれる話題かもしれない。


 大会の続きを見れるのは幸せ。とにかく今日はよい日になりました。


おまけ

 テレビのインタビューで寿人が出てきたのは笑っちゃった。途中から出てあまりチャンスもなかったし、PKも蹴ってないのに、インタビューに呼ばれるのは変だよな(笑)。呼ぶ人いなかったのかな。でも駒野がPK決めた後に跳び上がって喜んでるのは素敵でしたよ。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-22 01:06 | 2007 アジアカップ

U-20チェコと土曜日への想像

 なんと、U-20ワールドカップでチェコが決勝へ進みました。日本が負けた相手が上がるのは、日本の実力が証明されたようで、嬉しいような、でも「勝っていたら、決勝に行けたのかも」というふうに思えて悔しくなります。まぁ、実際の試合はこんな単純な話ではないですが、日本の代表選手たちは悔しさがまた込み上げてくるでしょうね。

 99年は日本がポルトガルにPKで勝って、一気に決勝へ駆け上がった感じだったのですが、今回は日本がポルトガルと同じ役割を果たしてしまった、ということかもしれません。


 そんな彼らはオフで休養中だろうが、A代表は土曜日に大一番を迎える。

 日本は「日本らしいサッカー」でオーストラリアを粉砕できるか、と考えてみるが、実態は全然違う試合になるだろう。あの酷暑の中、90分は走りきれない。何よりそれを地元のベトナムの選手が証明した。

 クレバーに、ボールをつないで、相手を走らせて、でも要所では日本の方が走り勝って、しっかり90分で勝ち切って欲しい。気持ちが燃える選手もいっぱいいるだろうけど、クールに燃えて戦って欲しい。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-20 00:33 | 日本代表

アジアカップ UAE戦・ベトナム戦 まとめ

 UAE戦のことを触れないうちに、ベトナム戦が無事に終わってしまいました。一部でエントリを楽しみにしていた方々すみません(^_^;)。簡単におさらいと感想。

 とにかくこの2戦での驚きは決定力。

 決定力不足と言われ続けている日本代表が、これほど効率的に得点を奪っていくのを見たことがない。シュート本数が少ないことに不満を書いているのもどこかで見たが、点取れてるんだから、むやみに撃って、相手ボールにする必要はないのだ。こっちがボールをキープしている限りは得点されないのだから。

 UAE戦の高原のみならず、ベトナム戦でも(own goalで)先制されながらも慌てず、すぐに取り返し追いつき、逆転した。これもすごい確率でのゴールだ。チームで完全に崩して得点を重ねる様子は、3年前のアジアカップとはものすごい様変わりだ(例えグループリーグだとしてもだ)。


 そして次はオーストラリア戦。結局ここで当たる事になるとは、話がうまく行き過ぎな感じだけど、変に苦手意識を作らないためにもキッチリお返しだ。トルシエ時代に、エコパで勝った試合(服部の右足の得点があった)、横浜で雨の中勝ったコンフェデ準決勝(中田のFKで1-0)があった。つまり決して苦手ではない。当然そのときの古いメンバーとも全く違っているが、ビドゥカ、キューエル、ケーヒルのいる去年と似たメンバー相手に勝ち切って欲しい。燃えるぜ。。。


(以下は結果と感想)

■AFC アジアカップ2007 グループB
7月13日(金)22:35キックオフ(日本時間)/ベトナム・ハノイ
日本 3-1 UAE
得点:22' 高原 直泰(日本)27' 高原 直泰(日本)42' 中村 俊輔(日本)66' Saeed Alkas(UAE)

(感想)
<前半>
・とにかく高原の2得点。ただただ驚き。シュート2本で2点。
徹壱さんのコラムにある感想も納得。
・特に2点目は圧巻。振りが速くてディフェンスが若干緩かったとしてもゴラッソに違いない。
・3点目はPK。ファウルとなったプレーは危険だった。
・PKになる前に決めておかないといけないところだったが、遠藤が怪我しなくてよかった。
<後半>
・前半で3点も獲れたのがでかい。
・しかし失点シーンは最悪。
・相手陣地深い位置とはいえ、中村憲剛が不用意に奪われ、そのままチェイスも追いつかず、
軽々とカウンターを許した。
・チーム全体が疲労でスペースが広大にできてしまった結果。
・この辺りもうちょっと上手に戦わないといけない。
・が、3点あったからこんなもんでもいいのかも。
・試合後選手も0点に抑えないと、とは言うもののホントにそう思ってるかは不明。
・途中交代の高原、鈴木、も体調に大きな問題なくよかった。
・UAEのイスマエル・マタルは懐かしい名前(2004年五輪予選のエース)。
・しっかりA代表で10番を付けていて、いいシュートもあった。


■AFC アジアカップ2007 グループB
7月16日(月)19:20キックオフ(日本時間)/ベトナム・ハノイ
日本 4-1 ベトナム
8' オウンゴール(ベトナム)12' 巻誠一郎(日本)32' 遠藤保仁(日本)53' 中村俊輔(日本)59' 巻誠一郎(日本)

(感想)
<前半>
・ベトナムが想像以上にいいチーム。
・しかしそれもオシム爺が言うように前半のみ。
・さすがに気候に慣れたベトナムも後半は脚が止まった。
・後半に脚が止まるかどうかわからなかった前半は、本当に驚いた。
・ボールを動かし、自分も走るサッカーは日本のそれに似ていた。
・しかし「考えて」の部分で日本に分があったし、またディフェンスの巧拙の差は大きい。
・アジアのチームは横からの揺さぶりに弱い。カタールも同じ。
・そうだとしても俊輔の1点目のアシストは切り返しというよりもパスがさすが。
・DFとGKの頭を越して巻に届くボール。巻きは押し込むだけ。

<後半>
・俊輔の得点は遠藤・駒野のコンビで崩しきったところから。
・パスの出し手と受けての呼吸はさすが。
・俊輔も右足でしっかりミート。まさに「ゴールへパス」。
・先制されても慌てず、しっかりすぐに返せるのが今のチームか。
・横綱相撲的試合っぷりでした。
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by vamos_tokyo11 | 2007-07-17 23:52 | 2007 アジアカップ