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アジアカップ優勝! 大会制覇を高める6つのできごと

 一晩経って大会が終わった寂しさを感じてます。やっぱり勝つって最高。

オーストラリア 0-1 日本 (スポナビ
109’ 李 忠成

 大会制覇の価値を高める6つの出来事。

①大会4度目の制覇(最多単独)。
 過去6大会で優勝4回
 優勝(広島)、ベスト8(UAE)、優勝(レバノン)、優勝(中国)、ベスト4(アセアン4カ国)、優勝(カタール)

②本田が言ってたが、開催国(カタール)、韓国、オーストラリアを制しての優勝
 (グループリーグが比較的恵まれていたという事実もあるが)

③1月の大会での優勝
 例年体調の整わないJオフシーズンの大会での優勝。昨年代表が実質的に始動した2月を考えると偉業。
 先発のほとんどが海外組で、天皇杯から時間が空いていなかったことも奏功したかもしれない。
 試合が最も遠ざかっていた前田(磐田は比較的早い段階で天皇杯敗退)は試合を重ねていくうちによくなっていった。
 他のJ所属選手(遠藤、今野、岩政)が体調を整えて試合に臨んでいたのは天皇杯終了から間近だったことも大きい。

④事前準備に恵まれない中での優勝
 練習試合もなく大会突入。ディフェンスラインは急造だったが、グループリーグで比較的組みしやすいチームと戦うことで徐々に調子を上げるという、ワールドカップでブラジルがやるようなことをやってのけた。

⑤想定する選手は招集できなかった。
 森本、トゥーリオ、中澤、栗原とザック監督が招集したかった選手はNGが多かった。

⑥相次ぐ選手の離脱
 酒井、槙野、松井、そして香川の離脱。なかでも先発で、かつ活躍してた松井、香川が離脱しての結果なのだから素晴らしい。日本の層の厚さを見た。


 これ以外に触れておかなければいけないのはやはりザック采配。決勝前までのエントリで選手交代について「?」を付けたが、決勝での采配は見事だった。噛み合わない藤本をどうするのかと思っていたら、見事なポジションチェンジ。岩政を入れて今野を左SBへ動かし、長友を一列前へ出すという英断。その後の長友の素晴らしい活躍は言うまでもない。さらには延長まで引っ張った前田に代えてチュンソンを投入。その二人によって決勝点が生まれた。それから、これまた「?」を付けた川島が大活躍。3点は防いでいた。

 大会MVPは本田だったが、個人的には長友にあげたい。決勝アシストだけでなく、岡崎への素晴らしいクロスもあった。韓国戦でもアシスト、それ以外にもクロスが冴えていた。もちろんクロスだけでなく、上下の運動量、守備への貢献、攻撃へのアクセント、試合を重ねるごとに輝きを増していた。韓国戦で見せた、延長の苦しい時間帯での飛び出しには感動した。

 あとは今野にも触れないわけにはいかない。全試合フル出場で代表タイトルに貢献。決勝で怪我したっていう噂があったけどどうなんだろう。ゆっくり休んで開幕にはしっかり戻ってきてほしい(と思ったら怪我は大丈夫そう?)。ここで掴んだスタメンの座は安泰ではない。これからもずっと定位置を掴み続けてほしい。

 ザック監督になってまだ無敗。いやーすごいな。
本田が最後の最後に I から We に変えていた。「このチームは持ってる」。
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by vamos_tokyo11 | 2011-01-30 21:05 | 日本代表

アジアカップ2011 日本代表ここまでの雑感

 ひさびさのブログです。ちょっとブログに費やす時間を他に振り向けてる関係で書けなくなってましたが、ついに決勝進出まで決まったアジアカップの日本代表について少しだけ思ったことを書いておきます。

 チームが準備不足の大会はだいたい最初はうまくいかない。なんとか苦労して結果(勝利・引き分け)を出してチーム力が向上する。今大会はそういう典型的な代表チームになっている。もともと個々の能力は高いので、試合を通じてバランスが取られていくというのは、見ている方としては成長が実感できて楽しい。1月のこの時期にこれだけやれるのは、やっぱり海外組が多いから。国内組(特に今野・遠藤)の体調が良いのも大きい。去年の今頃と比べると凄い出来だな、と。


 そんな中でいろいろ思ったこと簡単に箇条書き。メモ代わりです。

・今大会、自分にとって一番のサプライズは岡崎
 岡崎が途中出場で流れを変えてびっくり。
 ウイングの位置からチャンスを作る→ここが一番の驚き。
 岡崎ってこんなに器用なんだと、今大会で初めて知った。
 もともと松井が先発してたなんて忘れてるもん。

・川島の不安定ぶりが目立つ
 準決勝のPK戦でこそ男をあげたが、FKのポジショニングが謎。
 2回あった韓国のFKが枠内に飛んでたら・・・。
 岩政との連携が異常に悪いが、もともと守備範囲はあんなに狭い?
 そういえばカタール戦のFKの守備は醜かった。

・ザックは交代が下手?
 ザックは交代に消極的。たぶん先発メンバーが自分たちでゲームを動かすことを期待している。
 局面をガラッと変えるような交代はあまり得意ではなさそう。
 韓国戦も延長まで見据えたり、怪我(長谷部が脚つった)とかを考えてのことかもしれない。
 が、交代に消極的な感じはする。
 交代が上手いか下手かはもっと試合を観ていかないとわからんけど、上手くはなさそう。

・今野、ここまで全試合フル出場
 嬉しい。
 遅すぎる気がするがついに代表で確固たる地位を築きつつある。しかもCBで。
 田中マルクスが戻ってきたら、外れるのは今野じゃない方だろう。(なんとなくザックは中澤を選ばなそう)。
 韓国戦ではオシム時代に札幌でのテストマッチでPKを与えたときのことを思い出した。
 PKのシーン以外はよく防いでいた。(岩政はドリブルでかわされまくってて怖かった)。
 誕生日にPK戦で、試合を決める4番手で蹴って勝つなんて・・・「もってる」。
 あそこで「あづまれー」(死語だな。忘れてた(笑))は出なかった。

・韓国戦の感想
 前半の両SBのクロスは質が高かった。
 3人目の動き出しがパサーとあっていた。
 クロスの時、中に必ず2人以上いて攻撃に厚みがあった。
 決めるところで決めないと後半のようになる。前半飛ばし過ぎたせいもあるかも。
 岡崎、長友のタフさは尋常じゃない。
 本田は試合中にもうPKを蹴らないでほしい。蹴る前から外しそうだった。
 遠藤は責任感を持って蹴るべし。
 PK戦の長友も(以下略)。


決勝もきっとやってくれるでしょう!
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by vamos_tokyo11 | 2011-01-26 22:15 | 日本代表

『ゴールは偶然の産物ではない』 フェラン・ソリアーノ

 2003-2008までFCバルセロナで経営していた人の本。

4902222809ゴールは偶然の産物ではない~FCバルセロナ流世界最強マネジメント~
フェラン・ソリアーノ グリーン裕美
アチーブメントシュッパン 2009-12-01



 昨年12月中に読み終えた本で2010年の読書履歴はこの本まで。読みたい本は溜まってるのだが、2月末までは本を読む暇がないので、しばし読書メモはこれで中断です。

 サッカーファンの間でちょっと話題になった、割りと著名な本。前半は自身の就任前には今ほど人気のなかったバルセロナを、いかにしてブランド力をあげ、収益をあげ、さらには強いチームに仕立てあげていったかという話が主なもの。バルセロナの収益改善を目指すにあたってマンUを見習ったことが書かれていたり、毎年毎年どういうことを注意してクラブ価値を上げていったかということが書かれている。この時期のバルセロナの躍進(ロナウジーニョがやってきて久しぶりにリーガを制覇し、ついにはやっとこさ2度目のチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げるまで)を知っている人にとっては、あの頃の思い出をなぞることができるのでなかなか楽しいだろう。

 本自体も経営手法の実際が語られていたりしてなるほどなー、とかふ~んとか読みながらサッカー以外のところに含蓄があったりするのだが、私がこの本で最も面白いと思ったのは後半に登場する交渉のところだ。

 アングロ・サクソンとラテンの交渉の違いについて書かれているところがあり、それぞれにどのように対応するか(したか)ということが書かれていてメチャクチャ面白い。これを読む限りアングロ・サクソン(イングランド・ドイツと記述されている)の交渉は、いわゆる私たちが日常の会社生活でのマナー・慣習に非常に近い。それはビッグ・クラブであってもそうで(ビッグ・クラブほどそうなのかもしれない)、Eメールで詳細条件を何度も交換して合意してしまったり、お互いに敬意を払いつつ交渉を行うというのは、一般企業のそれとなんら変わりがない。

 対してラテンの交渉のエキセントリックさは思わず微笑を浮かべながら読まずにはいられない。トリノではユベントスとのザンブロッタの移籍交渉で、相手の会長がオペラさながらに演技がかり、それについて著者が突っ込む話が出てきたり、「電話では水臭いから」と直接会いに行ったり、会いに行かされたりするイタリアのクラブ幹部の話とか、それから、交渉の最中に突然マスコミ記者相手に電話で交渉の詳細(途中なのに!)を話し始めたりとか、とにかく劇場チックな、まるでショーのような交渉話が語られている。

 そもそもスペイン人だってラテンだろうと思うのだが、この著者はそういうビジネスのやり方を好まないようで、だからこそバルサを名実ともに現在ほどのビッグクラブにできたのだろう。『フェラーリと鉄瓶』の奥山さんの体験談の中にイタリア人と対等に渡り合うために朝から気合を入れて会社に向かうという話があったが、想像がつかない種類のタフさが必要なんだということがわかった。仕事としては一緒にやりたくない感じである(笑)。とはいえそんな機会もないだろうけれども。

 経営に携わっていない自分のような人間にも、ビジョンというものをどう考えるかという点や、いろんな世界があるんだな、という意味で非常に参考になる本だった。
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by vamos_tokyo11 | 2011-01-09 20:10 |

天皇杯準決勝 鹿島×FC東京 シーズン終了

f0017246_5244434.jpg 1年間おつかれさまでした。

12月29日(水) 第90回天皇杯準決勝
鹿島 2 - 1 FC東京 (15:00/国立/25,120人)
得点者:39' 平山相太(FC東京)、67' 大迫勇也(鹿島)、120'+1 興梠慎三(鹿島)

 あけましておめでとうございます。2010年のうちに書く時間が全くなかったので、年明けになってしまいました。新年もこんな調子で続けていきます。

 29日は午後休暇を取得して国立で観戦。すごく前のことのように感じるのは、29日の試合後が濃かったのと、30日に出勤して退社後すぐに実家へクルマで移動して大晦日を迎えたから(20時過ぎに出て、4時前に到着。東名は混みまくりだし、名古屋は濃霧だし、眠いし、で非常に疲れた)。試合を向かえる前はなんの根拠もなくこの試合は勝つに違いないと思い込んでいただけに、試合のあとはしばらく茫然としていたけれど、その後リフレッシュすることができたので助かった感じだった。

 僕はこの試合で後藤さんが書くほど「スキルの差」は感じなかった。それよりもチームとして組織され、整理されているものの差を感じた。クラブに貫かれている哲学というか、もっと平たく言えばサッカースタイルの確立に差を感じた。きっちりとした基礎があるから調子が悪くても結果を出す、そんな強さを鹿島に感じた。たとえば、ボールを持ったら裏を狙う&前の選手は縦に走るとか、ワンタッチでパスをつなげる距離に選手がいるとか、時間が掛かったら素早くワイドにポジションをとるとか、延長ロスタイムでも放り込まずにボールを回す落ち着きだとか。

f0017246_5253740.jpg 勝つチャンス(後半の平山のヘディングシュート)はあったし、あっさり負ける可能性(試合開始直後の権田のビッグセーブ)もあった。J2に落ちた今のチームでここまでやったのだから良しとしなくちゃならないんだろう。けど、もっとやれるメンバーなのに、というのがやっぱり本音だ。

 それでも時は進む。ありがたいことに終戦とともに年が明けた。これほど切り替えやすいことはない。選手の異動が活発になってきて、ヨングン・松下が去ってしまった。若手のローンも噂されている。J2で迎える2011年はチーム・クラブを変革する絶好の機会だ。クラブから発せられるメッセージは1年でJ1に戻ることだけしか聞こえてこないが、それだけではダメ。もちろん勝ち続けることによって変わってくることもあるに違いない。5年後、10年後に2011年を振り返って、FC東京はあの年をきっかけに名実ともに首都のクラブになっていった、と言われるような年になることを願っているし、自分にできることを少しでもやっていきたい。

 シーズン前に宣言した、後輩や仲間をスタジアムに連れて行くという公約は達成できました。それ以上の成果もありました。2010年シーズン、リーグ戦の勝利を1度も見れなかった後輩がSOCIOになります。今年もまた、自分にできることを考えていきたいと思います。

 今年はみんなでよい年にしましょう!
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by vamos_tokyo11 | 2011-01-01 05:28 | FC東京