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第31節 FC東京×浦和 冷静に振り返ります

 昨日はショックでかかったけどね。

11月8日(日) 2009 J1リーグ戦 第31節
FC東京 0 - 1 浦和 (15:04/味スタ/40,701人)
得点者:49' エジミウソン(浦和)

 昨日はほんとにショックで味スタでもいつもの仲間と屍のようにスゴスゴ帰った。浦和サポが試合後も全然帰らずに歌ってるのを見るのはきつかった。最後は「蛍の光」でスゴスゴ帰ってる気分だった。ゴールされたシーンを見直したかったのでJリーグタイムは見ようと思っていたのだが、20時ころに娘を寝かしつけるのと同時に就寝。不貞寝。おかげで今朝は寝坊しそうになった(おかげで日中は頭すっきりだったけど)。

 でも試合中に感じたことを思い出し、試合内容を思い返すと悪くない試合だった。むしろいい試合だったかもしれない。長いリーグ戦、どんなチームも全部勝つことは無理であり(プレミアでは負けなしチームもたまに出るけど)、たまたま負けることがある。昨日はそういう試合だった。




 試合内容を思い返してみても、得点されたシーンのほか、攻め込まれたシーンは前半にダイレクトプレーで何度か左サイドを突破されてクロスを入れられたシーンくらいしか思いつかない。それくらい東京がボールを支配していたし、ポゼッションもこちらのほうが上回っていた。

 ふたつのスタイルについて試合中に思ったことは以下
 ・2節に対戦したころに比べてこちらの成長具合に心から嬉しくなった
 ・浦和と東京は似たサッカーだと思ったが、浦和の方が局所的でダイレクトが多い
 ・結果として東京のほうがポゼッションが成熟しているように見えた

 とまぁ、こんな感じに思ってたわけで、試合前に思っていた「今日こそ勝つ」という思いが試合中には確実なものに変っていたのだけど。だから1点取られても「いける」と思っていた。だけど原口が2枚目で退場になった時はちょっと嫌だった。時間帯的にも試合内容からみても浦和が亀になるのは明白だったからだ。それでも今野を前にあげてからの迫力は十分期待できてるものであったし、興奮しながら1点目を待ち望んでいた。

 だが点が入らないときもある。川崎が東京に得点できなかったようにガッツリ守られるとやっぱり厳しいものだし、これがサッカーなのだから現実として受け止めなければならないのだろう。この時期に、3節を残しての敗戦はきついが。

 技術的なことをいうと、疲れからか選手間の距離が少し離れていた。ドリブルで進む選手をサポートしてあげられる距離に味方がいなかった。梶山が2人を交わしても3人に囲まれればきついし、徳永が2人を引きつけてもやっぱり3人目がくるときつい。なんどか囲まれてボールを失うシーンがあったが、適切な距離に味方がいなかった。疲れからかもしれない。浦和の選手が10人になった後はものすごく走っていたのも印象的だった。

 ほとんどの選手は彼らの水準通りのプレーをしていたと思うが、椋原だけは調子がかなり悪く見えた。得意のディフェンスでは1対1で負けるシーンが多く、攻め上がるタイミングも適切ではなく思えるところがあったし、クロスの質も良くなかった。相手が一人減ってポジションが大幅に入れ替わった時徳永が右サイドに回ってきたのも納得の采配だった(むしろ交代させられなかっただけ不思議だったくらいだった)。

 まとまりのない書きなぐりの内容になったが、言いたいことはただひとつ。試合内容は勝っていたし悲観することはないということ。

 リーグ戦での優勝はもはや厳しいが、それについてはつい数節前にたなぼた的に可能性が出てきたものだしあきらめもつく。浦和に負けたから可能性が消えたのではなく、序盤にたくさんの取りこぼしをしてきたから今があるのだ。上位3チームは勝ってしまったけれど鹿島とガンバの直接対決も残っているし、清水もガンバ相手に意地を見せてほしいし、浦和も最終のホームで鹿島に負けたくないでしょう(笑)。まだACLの可能性をあきらめてはいけない。「石川とACLへ」だ。

 それからもうひとつポジティブポイントをあげると、俺たちのJリーグはなんでこんなにも面白いんだ!ということ。春先には残留争いも気にしなくてはいけないかと思っていた我々が優勝・ACLの位置まで見えてきて、リーグカップも勝ち取った。長いリーグを実感するとともに、さらにこの状況で戦えている幸せも感じたい。4つ勝とうと言っていて1つ落としたが、切り替えて残り3つを勝とう。自分たちのサッカーはどんな相手にも通用する。リーグ序盤は弱いチーム相手にだけ連勝した。残り3試合で自分たちのスタイルを確固たるものにして3連勝しよう。
by vamos_tokyo11 | 2009-11-09 23:47 | FC東京


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