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5/28 スロバキア×カメルーン (ワールドカップ前の練習試合)

 スカパーe2で生観戦。

◆スロバキア1-1カメルーン

 オーストリアで行われた練習試合。バックスタンドではポンポンを持ったチアリーダーが4・5人等間隔に並び、かったるそうに応援していた(笑)。しかし、あれはどっちの応援だったんだか。

 テレビをつけたときは前半途中で、スロバキアが既に先制点をあげていた。ハイライトを見ると、華麗にパス回しをして、崩したとこからミドルシュートを叩きこんでいた。あの鋭いミドルシュートを日本の選手が撃てるのであれば、カメルーン相手に得点できそうだ。ただ、あれだけの鋭いミドルを撃てるかどうか。振りが短くて速い鋭いシュート。なかなか日本人にないレベルのシュートだったが長谷部あたりに狙ってもらいたい。

 試合展開はデンマーク×セネガルと異なり、スピード感満点で激しい試合だった。1-0で前半を折り返し、後半に入るとパスをつないで崩そうとするカメルーンに対し、引いて1点を守るスロバキアという構図。カメルーンはサイドではボールを持てるが、中でボールが収まらないので崩すことができないでいた。

 反町湘南監督の解説がわかりやすくて、いい中継だった。その反町氏も言っていたが、カメルーンDFは斜めに走り込む相手に弱い。その解説によると、ダイアゴナルに走って行く選手に対して、付いていくのか、受け渡すのか、オフサイドに掛けるのか、その辺りの判断が弱いとのこと。大久保や岡崎に期待したいエリアだ。




 最終的にカメルーンがセットプレーからの流れで斜めに浮き球を入れたボールをカメルーン選手(名前忘れた)が胸トラップで、そのボールを押し込み同点になり、試合はそのまま終了した。ジャンプして胸トラップした時点でボールが大きく跳ねて、シュートまではいけないだろうと思ったのだが、そこからのバネがすごく、一歩でボールへ追いつき、GKより一足先にボールへ触れたというゴールだった。ちょっとしたところでグンと加速しており、身体能力の高さを見せつけていた。それにしても、このとき接触したスロバキアのGKが膝のあたりを痛め交代。デンマークのケアーと同じく、本大会前に痛いプレーだった。この時期に主力が怪我になるとあまりにも痛すぎる。日本もあと2戦、注意が必要だが、こればっかりは避けるべくもないか。

 で、カメルーンの印象。この試合エトーが不参加。今ニュースになっているが、ロジェ・ミラのエトー批判に対してヘソを曲げた結果と言われており、本大会前のバタバタ感はもはやカメルーンのお家芸と言えそうだ。これは初戦に当たる日本にとっては朗報。エトーなしのカメルーンではあったが、個人個人のボールの扱いはかなりうまかった。特に左サイドの選手はDFを上を通して前へボールを運んだり、スピードを使ってかわしたり、とエトーと2段ロケットになると相当厄介だと思われる。日本の右サイドが中村俊輔、内田(or長友)となるようだと相当苦戦しそうだ(ボランチが助けに来たとしても最近の中村の守備はひどい)。ヴォルフスブルグでやってるように思い切って長谷部を右SBとし、前に大久保や長友を置くなど、しっかり守れる布陣を考える必要もあるだろう。他に目立っていたのが中盤の底か、CBから上がってきていたのかわからないが、ソングの左右への配球。DFで足が遅くて話題になっているソングと同じソングかどうかわからないが、左右の奥深くに正確なボールを軽々と配球していて驚いた。どの選手も足の振りが早く、ボールスピードも速い。日本の選手のような「ぽわーん」としたサイドチェンジではないため、そのままサイドからのクロスに直結しそうで注意が必要。カメルーンはすぐに失点してしまっていたので、引いてカウンターを仕掛けるとどうなるかというのが見れなかったのが残念。

 とはいえ、こういったことは日本のスタッフがスカウティングしているだろうから、しっかり対策を立てて初戦に臨んでもらいたい。日本の調子が良ければ勝てない相手ではない。無失点に抑えるのは厳しいかもしれないが、あのディフェンスなら点が取れる。引いてカウンター食らうと厳しいと思うので、先制点を決して与えないようにしたい。

 イングランド戦は今野に注目。ここでしっかり結果を出せばスタメン奪取だ!!
by vamos_tokyo11 | 2010-05-30 17:22 | 2010 ワールドカップ


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