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QF パラグアイ×スペイン 派手!

 ドラマチックな試合だった。
 
 パラグアイ0-1スペイン

 パラグアイ、どこまでやれるんだろうという思いで見たが、ところがどっこい、相当な善戦だった。攻めてくるチームには組みやすいスタイルなのかもしれない。引いた日本との試合と異なり、ガンガン攻めてくるスペイン相手にはゴール前まで迫るシーンも多くて見応えがあった。先発のバルデスの運動量が凄まじく、後半途中で退くまで精力的に前線からの守備とスペースへの飛び出しでチームに貢献していたのが印象的。この選手、日本戦の時にどこかで見たことあるなぁ、と思ったのだが、アテネ五輪のときの対戦相手だったのではないだろうか。ちょっとオルテガちっくなトランプのジョーカーっぽい顔に見覚えがあった。

 ドラマは後半。パラグアイのCKのとき、ピケがパラグアイ選手の腕を引っ張って倒したプレーでPKに。これをカシージャスが止める。そして直後のプレーでビジャがPKをゲット。シャビアロンソのPKは決まったが、スペイン選手が蹴る前にペナルティアークに進入していたためやり直し。やり直しのPKをビジャールが止め、弾いたボールに詰めたボールもゴールを割れなかった。

 リプレーではパラグアイのPKのときもスペイン選手がキック前にペナルティアークに進入していたので、本来ならばやり直しが必要。シャビ・アロンソのPK失敗の後、跳ねたボールをシュートに行った選手をビジャールがひっかけており、本来ならばこれもPKになるべきものだった。こんなこともあり、どうも主審が演出家のように見えた。

 最後は誰が見ても紛れない形でゴールが決まったのはよかった。このゴールもペドロのシュートがポストを叩き、跳ね返りをビジャがシュートすると右のポストを叩き、左へ跳ねたボールがまたポストを叩いてゴール内側へ転がるというドラマッチクなものだった。

 試合の印象はとにかくパラグアイの頑張りにつきる。前半にオフサイドとされて認められなかったバルデスのゴールもあったりして、とにかく拮抗した試合だった。サンタクルスは控えだったが、このバルデスに代わってピッチへ入る。裏に抜けるでもなく、球際で軽いプレーが目立ち、パラグアイの勢いを止めてしまった。怪我でもしているのかもしれないが、敗因のひとつにサンタクルスのできの悪さがあげられるかもしれない。

 スペインは90分で勝ったことが大きな意味をもってきそうだ。グループHからの勝ち上がりなので、スケジュールの不利が徐々に響いてくるなか、90分で勝ち上がれたことは大きい。しかし、あのドイツにどこまでやれるか。
by vamos_tokyo11 | 2010-07-04 16:00 | 2010 ワールドカップ


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