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第24節 FC東京×大宮 流れ変わらず

第24節 FC東京×大宮 流れ変わらず_f0017246_2263362.jpg サッカーファンでいることってしんどいですな。

9月25日(土) 2010 J1リーグ戦 第24節
FC東京 0 - 1 大宮 (13:04/味スタ/17,477人)
得点者:73' 金久保順(大宮)

 朝方の冷え込みが嘘のように日差しが強く、暑いスタジアムだった。スタジアムに自転車で向かうとき、今日の大宮戦はいつもよりファンがたくさんスタジアムに集まるのかと思いながらペダルを漕いでいたが、スタジアムへ向かう人はいつもより少なく見えた。結果、いつもの大宮戦となんらかわらない集客数だった。ただ、試合前からゴール裏を含めたスタジアムの雰囲気は、いつもと違う感じがした。監督が変わった今日緒戦は何かが変わって、きっと勝てると信じていた。が、全体的に見て大きく変わることはなかった。結果が違っていれば”変わった感”を感じることはできたんだろうけど。

 先発はFWに平山が入り大黒と2トップでフラットな4-4-2。左MFにリカルジーニョが入り、怪我の梶山に変えて徳永がボランチに入るという形で、これまでと大きな変更はなかった。スタメンとフォーメーションは、監督が変わって最も変化を出せるところだが、まずは平山先発という形で出た。が、これまでいろんな形を試してきてたので、後半によく見る形でもあり、驚きはなかった。





 試合の進め方もこれまでのつなぐサッカーがベースになってたし、大宮がドン引きから始まったこともあり、いつもと変わらない感じで、チャンスをそこそこ作れていたのも変わらなかった。大宮は東京より下位チームのような戦い方だった。もっとも惜しかったのは平山が競り勝って、落としたところへ森重が走り込んでいったシーンか。難しい体勢だったが、ゴール前で一番惜しいシーンだった。天敵のマトがいないなかで平山は競り合いに勝つことが多かった。その他にミドルシュートがいくつかあったが、リカルジーニョのシュートがゴールラインに立つDFにクリアされるシーンもあった。それ以外は可能性の低いミドルシュートがいくつか見られた。

 後半の10分までは前半にも増して惜しいシーンの連続。大宮が多少前に出てきたせいで、カウンターで人数を掛け、ゴール前に迫ることができていた。中村北斗が自陣からのドリブルでゴール前まで行って、石川のシュートまで行ったシーンは迫力があったし、非常に惜しかった。大黒が大竹に変わり、リカルジーニョをFWへ上げたあたりまでに東京ペースで行けていたが、ナオが規夫を振り切ればGKと1対1というところまでいき、手で止めた規夫のファウル(イエローカード)で大竹のFKが外れたあたりから、流れが変わっていってしまった。規夫はまったくいいところがなかったが、この流れを変えたファウルは大きなポイントだったかもしれない。

 その後ラファエルのシュートがクロスバーに当たってゴールラインを越えたがノーゴール(先ほどJリーグアフターゲームショーで見たが完全にゴールラインを越えていた)。これで東京にペースが戻るかと思ったが、東京の方が動揺して、大宮の方に迫力が増したようになり、先制点を奪われる。その後はラファエルとイ・チョンスにいい様にキープされ、点を奪えないまま終了してしまった。

 見た目には変化を感じなかった東京。チャンスを作れてたし、シュートを20本も撃てたじゃないかという向きもあろうが、力のない相手にチャンスを作れていたのはこれまでも同じで大きく変わったという印象はなかった。最も変化を感じたのが試合の終盤にナオが右SBというか、CB3枚の一番右側というか、とんでもなく不思議な位置にいたことくらいだった(これについては監督のコメントもなく意図不明)。ただ、選手が残しているコメントは十分に変化を感じさせるし手ごたえもあるようだ。もう打てる手を打った以上、これを信じて進むしかないのは選手もファンも一緒だ。

 ダイジェストを見ると思っていたよりも惜しいシーンがあった。20本もシュートを撃っていてあと一歩足りないのはなんだろうか。勝てないことへの焦りもあるだろうし、ゴールへ直接的に気持ちが向かい過ぎていることもあるのかもしれない。試合中に、森重の球離れが悪く感じたり、リカルジーニョが流れのある攻撃のリズムを止めてしまっているように感じるのも、ゴールという結果が出ないからであり、ゴールさえ生まれていれば彼らの他人との”違い”がチームの武器に感じられるのかもしれない。が、直接対決で大宮に離され、仙台が勝ち、勝ち点差6。神戸が勝ち点を積み上げ勝ち点差2。残り10試合。そんなのんきなことも言えない状況になっている。

 次は湘南以来勝っていないなかでの湘南戦。本当に勝つしかない状況になってきた。ただ、この湘南戦の後、天皇杯を挟み、次の仙台戦まで2週間あるのは大きい。ここでしっかり立て直しができるかどうかがカギを握るだろう。湘南戦を含めたこれからの3週間で変わらないと、変えないと、ほんとに落ちるぞ。
by vamos_tokyo11 | 2010-09-26 02:34 | FC東京


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