第34節 京都×FC東京 We'll never walk alone.

 やっと現実感が出てきました。

12月4日(土) 2010 J1リーグ戦 第34節
京都 2 - 0 FC東京 (15:32/西京極/12,697人)
得点者:34' ドゥトラ(京都)、90'+1 ディエゴ(京都)

 この日キックオフの時刻に京都駅にいた。行き先は西京極ではなく、実家のそばの病院。11/25に倒れて、12/6に手術することになっていた父を見舞い、看護する母をサポートしに行った。京都駅から西京極と反対方向に奈良へ。実は、前節の山形戦も実は奈良から帰ってきての観戦だった。

 奈良の実家に着いてテレビを付けると前半が終了。BS1で神戸の先制、東京の失点を知った。後半の途中まで経過を追ったがその後病院へ。試合終了後に病院で受けた仲間のメールでJ2へ落ちたことを知った。月曜日には父の大きな手術が待っていたこともあり、京都戦の頃、我々家族は非常にナーバスになっていた。だから正直なところ、この週中までは、別に死ぬ(クラブが消滅する)わけじゃないし。。。という気持ちであった。当日の夜、KBS京都が録画放送をしていたので、失点したあたりから試合をぼんやりと見ることができ、試合の中身は大方理解していた。この日は自分にとってFC東京よりも大事なものがあるんだということを再認識した日だった。

 ところが昨日MXでホットラインを見て、なんというか、喪失感みたいなものを感じた。試合後の選手の挨拶の映像や、Jリーグアワォーズでの権田のインタビューを見て、ぐっと来るものがあった。選手が出すコメントにおいて、ファンに言及するものがたくさんあったが、それらが偽りでないということを強く感じた。京都に行って、到着するバスに歌い続け、試合中はもちろん、試合後に歌い続けたファンは本当に素晴らしかった。今朝、ようやく録画しておいたスカパーの中継を見なおした。京都の社長挨拶のときに東京の歌が邪魔していたようで、京都の人には申し訳なく感じたが、たぶん、その頃、選手がファンの前でうなだれていたのだろう。

 ■ 試合とこれからのこと




 後半の早い時間帯に放り込みのサッカーになってしまい、城福監督が築いてきたものすべてが、砂浜の城のように流れて行ってしまう感覚を覚えた。あの崩壊した状況が脳裏にこびりついていたので、試合後しばらくたってからは、来年はもっと違う形のチームを見たいと思っていた。だから、試合後の早いタイミングで大熊監督に続投要請が出たことを、正直嫌だなと思った。こんなサッカーでは来年も勝てないし、仮に上がれたとしても土台ができない。僕は、どうせ落ちるなら広島のようにスタイルを強固なものとしてJ1に戻ってきたい、と思っていたので、続投要請に不安を感じた。

 そう思っていたところに続投の正式決定。もやもやした感じが残った。が、今日後藤勝さんのこの記事を読んで多少不安が薄れた。何の保証もないけれども、これなら土台を作ってJ1へ帰ってこられるかもしれない、という薄っすらとした期待を感じさせてくれる記事だった。この記事は全東京ファンへの栄養剤になると思うのでぜひ読んでもらいたい。さすが後藤さんだ。

 すでに来年への戦いが始まっている、他のチームが一歩一歩あゆんでいるのに、東京があゆみを止まってしまうと置いていかれるというのはその通りだと思う。ただ、まぁ、天皇杯を獲ったとしてACLとか行けても正直困ってしまうわけで、J2ではナビスコカップもないし、リーグ戦に集中してほしいなと思っている。代表に選出される選手も出てくるかもしれないけれど、J2では代表の日程を考慮には入れてもらえないだろう。だからやっぱりリーグ戦へ如何に集中していくか、ということが重要だと思う。後藤さんはJ2にいながらACLのことを考えるのは東京らしい、と肯定的に書いているが、まぁここはしっかり足場を固める来シーズンになって欲しいと思う。強力なタレントを揃えながら敗れ去った千葉のようになってはならないから。

 いずれにしても、クラブは短期(来年1年でのJ1復帰)、中期(再来年以降に飛躍する)、長期(日本を代表するクラブになっていく(というのは僕の個人的な希望))のビジョンを明確にして、強く愛されるチームを目指していかなければならない。僕が望むのは東京という都市にふさわしいクラブであることなので、来期は着実に基盤を固めなおす絶好の機会だと思っている。(この辺りについては人それぞれだと思うのでまた時間のあるときに書きます)

 J1に復帰して東京が好成績を収めた暁には、後藤さんに「トーキョー・ワッショイ2」を書いてもらいたいなと思う。「2010シーズンの惨敗があったから2012シーズンでの躍進があった」というようなストーリーを期待して。
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by vamos_tokyo11 | 2010-12-12 00:44 | FC東京


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