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天皇杯準決勝 鹿島×FC東京 シーズン終了

天皇杯準決勝 鹿島×FC東京 シーズン終了_f0017246_5244434.jpg 1年間おつかれさまでした。

12月29日(水) 第90回天皇杯準決勝
鹿島 2 - 1 FC東京 (15:00/国立/25,120人)
得点者:39' 平山相太(FC東京)、67' 大迫勇也(鹿島)、120'+1 興梠慎三(鹿島)

 あけましておめでとうございます。2010年のうちに書く時間が全くなかったので、年明けになってしまいました。新年もこんな調子で続けていきます。

 29日は午後休暇を取得して国立で観戦。すごく前のことのように感じるのは、29日の試合後が濃かったのと、30日に出勤して退社後すぐに実家へクルマで移動して大晦日を迎えたから(20時過ぎに出て、4時前に到着。東名は混みまくりだし、名古屋は濃霧だし、眠いし、で非常に疲れた)。試合を向かえる前はなんの根拠もなくこの試合は勝つに違いないと思い込んでいただけに、試合のあとはしばらく茫然としていたけれど、その後リフレッシュすることができたので助かった感じだった。

 僕はこの試合で後藤さんが書くほど「スキルの差」は感じなかった。それよりもチームとして組織され、整理されているものの差を感じた。クラブに貫かれている哲学というか、もっと平たく言えばサッカースタイルの確立に差を感じた。きっちりとした基礎があるから調子が悪くても結果を出す、そんな強さを鹿島に感じた。たとえば、ボールを持ったら裏を狙う&前の選手は縦に走るとか、ワンタッチでパスをつなげる距離に選手がいるとか、時間が掛かったら素早くワイドにポジションをとるとか、延長ロスタイムでも放り込まずにボールを回す落ち着きだとか。

天皇杯準決勝 鹿島×FC東京 シーズン終了_f0017246_5253740.jpg 勝つチャンス(後半の平山のヘディングシュート)はあったし、あっさり負ける可能性(試合開始直後の権田のビッグセーブ)もあった。J2に落ちた今のチームでここまでやったのだから良しとしなくちゃならないんだろう。けど、もっとやれるメンバーなのに、というのがやっぱり本音だ。

 それでも時は進む。ありがたいことに終戦とともに年が明けた。これほど切り替えやすいことはない。選手の異動が活発になってきて、ヨングン・松下が去ってしまった。若手のローンも噂されている。J2で迎える2011年はチーム・クラブを変革する絶好の機会だ。クラブから発せられるメッセージは1年でJ1に戻ることだけしか聞こえてこないが、それだけではダメ。もちろん勝ち続けることによって変わってくることもあるに違いない。5年後、10年後に2011年を振り返って、FC東京はあの年をきっかけに名実ともに首都のクラブになっていった、と言われるような年になることを願っているし、自分にできることを少しでもやっていきたい。

 シーズン前に宣言した、後輩や仲間をスタジアムに連れて行くという公約は達成できました。それ以上の成果もありました。2010年シーズン、リーグ戦の勝利を1度も見れなかった後輩がSOCIOになります。今年もまた、自分にできることを考えていきたいと思います。

 今年はみんなでよい年にしましょう!
by vamos_tokyo11 | 2011-01-01 05:28 | FC東京


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