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ACL第3節 北京国安×FC東京 タフゲーム

 残業帰りで追っかけ再生。めちゃ興奮した。

4月4日(水) AFCチャンピオンズリーグ2012
北京 1 - 1 FC東京 (21:00/北京/31,256人)
得点者:10' WANG XIAOLONG(北京)、44' 長谷川アーリアジャスール(FC東京)


 完全アウェイの雰囲気でグループリーグ3試合目。これで一回り。こういうレギュレーションを自分のことのように体験したことがないので、なんだか不思議な感じだ。ワールドカップやワールドカップ予選だと1回ずつ当たって終わりだし、2回も当たるとなると長い感じがする。

 さて試合内容。それなりにやっぱり研究されてるなぁという試合の入り、前半だった。球のころがりが遅く、パスが短かったり、逆に浮かすと長かったり、と最初はピッチコンディションになれてない感じだった。やっぱり相手もよく研究していて、前から激しく来てボールをまわさせないようなプレーに来ていた。失点はPK。裏に抜け出されたところを高橋が手を掛けてイエローカード。厳しい判定だったけれど、あそこで手を出す必要は全く無かった。あれはちょっと軽率だった。このプレーが影響したのか、この日の高橋は全般的にパスがかなり悪かった。また、チームでもこのシーンに限らず、裏に抜けられるシーンが多くて、スルーパス、裏へのスピードが北京は優れていた。他にもバックパスをカットされてシュートされたり、なかなか危なっかしいシーンがあったけれども、最近見慣れてきたな(笑)。あーなっても点が入れられないのを見ると、サッカーってほんとに点入いんねーな、と思ったり。

 じりじりとするシーンが続いていて、東京にチャンスらしいチャンスがなかったのに追いついちゃうのが長谷川アーリアジャスールのいる東京。スペースがないのに流れるようなワンタッチプレーで最後はナオのポストからアーリアの左足インサイド。GKが上手くなくてよかった、とも思ったが、美しい崩しだった。入ったいい時間帯、同点。チャントも聴こえてきたぜ!

 後半に入ると、前半に飛ばしまくった北京国安が案の定ストップ。予想より早く10分くらいから完全に脚が止まってた(早い(笑)I。ここからの10~15分くらいは圧倒的な東京ペースでずーっと攻め込んでいた。この時間帯に仕留められていれば、という時間帯。まぁ、それとは逆の時間帯に点が入ったりするんだからほんとに分からん、というか、だからサッカーは面白いんだなぁ。

 ボーナス時間帯が過ぎ去ると、北京が2人同時に選手を代えきたところから北京ペースにチェンジ。分かり安すぎるほどガラっと変わった。また変わった選手がパワフルで怖かった。最終的にこのまま終わって引き分け、勝ち点1。結果だけ見ると悪くないし、でも勝てたかも、と思いつつも内容からして妥当な勝ち点1だと感じた。こういう試合を戦って、なんだか選手たちが頼もしく見えたんだけど、ナオのコメントにも似たようなのがあった。こういうのを経験したあとにJで戦うと、すごく楽な試合に感じるんだろうなぁ。

 さて、試合の細かいところではいろいろあって、加賀が負傷交代。腿を押さえてて長期離脱になりそうな悪寒。シーズン前からだましだましやってきたとのことで、連戦でパンクしてしまった。しかしながら、代わりに入ったチャン・ヒョンスが素晴らしい活躍。ビルドアップはわからないけれど、さすが韓国人というか、対人には強いし、カバーリングは素早いし、間違いなく計算が立って次からすぐ出られる。加賀と遜色ないと思ったし、この先の成長を考えるとワクワクしてきた。今季の東京のスタッフの補強はすさまじい。

 それから心配なのが羽生の膝。横から体重を掛けられて負傷交代。そのあとジョグしてるのが映ってたので重傷じゃないと思うが、これは心配。このプレーにはあんまり悪意がなかったように見えたが、その前に足裏で脛の横にスパイクしてきたファウルは普通ならレッドカードものだった。下手したら骨折するようなファウル。無事でありますように。。

 全般的に主審がへたくそでイライラさせられたけれども、太田のコメントの通り、自制心を失わずクリーンにファイトしてた東京の選手が誇らしい。次のホームではやりなれた味スタのピッチでズタズタに崩してワンサイドゲームにしてほしいな。

 あ、そうそうアーリアは休み明けだからものすごくスタミナ充実でキレまくっていた。君臨してた。もはや王様だね。すごいボランチだよ。去年の女子ワールドカップの澤アニキみたいだった。それにしてもなんで横浜は放出したんだろうかねぇ。。。
by vamos_tokyo11 | 2012-04-06 00:20 | FC東京


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